活動報告
RPSレポート
宮家邦彦客員教授・伊藤弘太郎客員准教授によるRitsumeikan Policy Simulation
第1回RPS @存心館
5月10(土)に今年度初めての第1回RPSを実施しました。
シュミレーションゲームの前には、山中教授による英語学習を行いました。
これまでなじみがなかった外交に関わる英会話に苦戦しながらも何とか伝えようとする姿勢が見られました。
RPSでは各国に分かれて外交シュミレーションを行いました。
初めてのシュミレーションゲームに苦労しながらもチームで意見を出し合いながら、積極的に発信しようとする姿勢が見られました。
次回の英語回に向けて、プログラム生1人ひとりが過去の歴史を学び、各国の動向について学びを深め、ブラッシュアップしてくれることが期待されます。
使用言語:日本語
第2回RPS @衣笠 学而館
5月31日(土)に第2回RPSを実施しました。
今回は第1回目と同じシナリオを用いながら、議論や発表までのすべてを英語行いました。
受講生にとっては初めての「オールイングリッシュ」の形式の回でしたが、相手に自分の意見を正確に伝えることを意識していました。
また、議論中には語彙や文法に戸惑う場面もありましたが、自分の言葉で伝えようとする姿勢が印象的でした。
今回の英語回は、受講生にとって今後の更なる学びへの意欲に繋がる機会となりました。
使用言語:英語
第3回RPS @OIC H棟ラーニングインフィニティホール
今年度初めて大阪いばらきキャンパスのH棟にある「ラーニングインフィニティホール」でRPSを実施しました。
開放的な空間で、受講生はいつもと異なる雰囲気の中で学びを深めました。
今回はオナーズ・プログラムを終了した4名の先輩方が参加して下さり、受講生と共に外交シュミレーションに取り組みました。
修了生は豊かな知見を活かして、受講生に対して鋭い質問や意見を投げかけてくださいました。
受講生にとっては想定外の質問に戸惑う場面もありましたが、国の代表として言葉を選びながら、一生懸命に答えようとする姿が印象的でした。
普段とは異なる角度からの問いに触れることで、自分の考えに新たな視点が加わるきっかけになっていました。
使用言語:日本語
第4回RPS @OIC H棟ラーニングインフィニティホール
7月5日は春学期最後となるRPSを実施しました。
今回はテキスト「外交的英対話学習法」のAct2のシナリオを用いて、ディスカッションから発表まですべて英語で行う「英語回」でした。
英語での議論は今回で2回目でしたが、春学期を通じて培ってきた力を活かして、積極的に対話に取り汲もうとする姿が見られました。
特に後半には、互いの立場を尊重しながらも自国の利益を主張し、交渉を進める姿勢が印象的でした。
この日は語学力とともに、論理的思考力、交渉力、そして国際的な視野を育む貴重な機会となりました。
使用言語:英語
第5回RPS @衣笠
9月27日に今回はテキスト『Act 3』のシナリオを用いて第5回RPSを実施しました。
冒頭では、宮家先生より前回のRPSに関する振り返りと受講生からの疑問点へのフィードバックが行われました。
続いて、受講生との間で最近の外交情勢に関する活発な質疑応答が行われました。
その後、秋学期から新たに参加したオナーズ生の紹介があり、新しいメンバーを迎えて本学期のRPSがスタートしました。
また、オナーズ・プログラム卒業生3名にもご参加いただき、OBとの協働は、受講生にとって大きな刺激となりました。
外交シミュレーションでは、各国代表が自国の立場を踏まえて意見を交わしました。
特に記者会見の場では、各国に対して鋭い質問が飛び交い、参加者が自国の考えを的確に伝えようとする姿勢が印象的でした。
伊藤先生からは、「多角的な視点で物事を考えること」「全方位的な見方を持つこと」の重要性について助言があり、これを踏まえた密度の高い議論が展開されました。
最後に、各国チーム内で意見交換を行い、シミュレーションゲームの振り返り発表を実施しました。
伊藤先生からは、「間違いを恐れず積極的に提案すること」「疑問に思った点を大切にし、次の学びに繋げること」といったアドバイスがありました。
今回のRPSでは、新メンバーおよびOBの参加により、多様な視点が交差する活発な議論が展開されました。
使用言語:日本語
第6回RPS @OIC
今回の RPS もこれまでと同様に、3 人のOB・OG の方にお越しいただき、9 月 27 日に実施した第 5 回 RPS と同様のシナリオを用い、全編英語で政策シミュレーションを行いました。
英語での実施は 3 回目ということもあり、受講生間の内的な交渉や対話の場面であっても、専門性の高い語彙を用いて積極的に議論する様子が見られました。
教科書のシナリオは日本や中国、EU など実在する国家に加え、架空の国が登場するのですが、受講生たちは交渉を重ね、臨機応変に対応している姿が印象的でした。
また、今回のシナリオは犯罪人引き渡し条約や安全保障理事会などをはじめとして、以前に比べて、より専門的、且つ国際関係学的な知識を必要としており、少し難易度が高めでしたが自国の国益を達成するべく本来の目的に沿った交渉を続けながら、現実さながらの激動の国際社会の構図の中で各々が柔軟に対応していました。
ゲーム終了後は、振り返りディスカッションを行う時間を設け、ゲーム直後の率直な感想を受講生間で共有することができました。
使用言語:英語
第7回RPS @衣笠
今回の RPS は、今年度オナーズプログラムにおける初の試みとなる宮家先生による完全オリジナルシナリオを用いたシュミレーションゲームを行いました。
シナリオの内容に関しても、これまでは国際関係学的な要素が強く、国際情勢について扱うことがほとんどでしたが、今回は日本の内政に関して焦点を当てた内容のものでした。
設定としては衆議院選挙後に、それまで長く続いた連立政権が崩壊した後の日本の国内政治が舞台となりました。
扱う主題が「日本の内政」ということもあり、受講生は普段養っている交渉術や専門的な知識を自国の内政に昇華していくという
難易度の高い状況の中、自らの与えられた役割をしっかりと分析し、自分の政党が過半数議席を獲得するためには具体的にどの政党と連立すべきか、またどのような交渉や対談が必要なのか考え、実際に積極的に対話をしようとする様子が見られました。
今回は普段ゲームの運営補助を行う TA(ティーチング・アシスタント)も無所属議員としてゲームに参加し、最終的には無所属議員の議席数を争い、各地で交渉が頻発するなど、よりリアルな政治シミュレーションを行うことができました。
今回は連立政権樹立のための政策合意書の作成と首班指名、および組閣を大まかなゴールに設定し、従来とは一風変わったゲーム進行の中で、高い難易度ながらも最終的には組閣まで行うことができました。
今回のゲームでは、最終的に7つの政党のうち4つの政党が連立するというシミュレーションゲームならではと言える結果でしたが、最終的にはそれぞれの政党から閣僚を輩出、ゲームコントローラーである伊藤弘太郎先生により急遽課せられた東南アジアにおける安全保障情勢の変動というアクシデントにも柔軟に対応し、国際社会における「一国家」としての日本と国内政治における実質的な統括を行う「政府」としての日本の両側面について、臨機応変に思考、行動できていた点が印象的でした。
使用言語:日本語
第8回RPS @ 立命館アジア太平洋大学(APU)J 棟 202 教室
今年度最後の RPS は、毎年恒例となっている大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)の学生との合同で開催されました。
今年度の RPS における活動の集大成ということもあり、別府市という遠く離れた場所での開催にもかかわらずたくさんのプログラム受講生が参加しました。
また、留学生をはじめとした 約20名のAPU の学生も 参加し、プログラム受講生と APU の学生が混合となった各チームが互いに交渉や対談を繰り返しながら、第 7 回と同様の日本の内政について扱うシナリオを用いてゲームを進行しました。
APU の学生は大半が留学生であり、且つ今回の使用言語は英語でしたが、ネイティブスピーカーの流暢な英語に気圧されることなくプログラム受講生たちは
積極的に発言や質問、自らの意見主張をしている姿が印象的でした。
RPS では毎回各アクターのゲーム内における方針や意向を共有するために記者会見を行っていますが、今回の RPS における記者会見では各政党の特徴ごとに、言い回しや語気の強さを工夫している学生が多く、より臨場感に満ちた記者会見の場となっていました。
前回と同様に、今回のゲームにおけるゴールも連立政権樹立と首班指名および組閣でしたが、前回とは異なる4つの政党が連立して政権を樹立する結果となりました。
また、今回は総理大臣、外務大臣、財務大臣、防衛大臣、法務大臣の 4 名が中心となり、日本の政治的なお金の流れに関する問題、および中国との外交問題について臨機応変に考え対処している姿が印象的でした。
前回の RPS と今回のRPS は、2つとも同様のシナリオと設定を使用して行われており、従来の教科書に沿ったシナリオを使用するゲームよりも急な情勢の変更やゲームコントローラーである宮家邦彦先生や伊藤弘太郎先生によるアレンジが多く、いつも以上に受講生には柔軟な思考力や対応力が求められる回でしたが、今年度のオナーズ・プログラムにおけるさまざまな活動、および RPS を通じて養った力を遺憾なく発揮し、受講生一人一人が今年度における RPS の集大成に相応しい活躍を見せていました。
使用言語:英語