基礎演習で大学での学びスキルと
国際関係学の基礎を体系的に学習。
少人数クラスなので友達もできます。
下田 千倖 さん
国際関係学部 2回生
1回生は「基礎演習/Intro-ductory Seminar」のクラスに所属し、大学での学び方・研究を進める手法・研究成果の発表方法などのスキル、国際関係学の考え方を身につけていきます。高校を卒業するまでレポート執筆やプレゼンテーションの経験がなかったという下田さんに、基礎演習でどのようなことをするのか、印象的な出来事は何だったかについて話してもらいました。卒業後は大学院に進学希望の下田さん。学生提案型ゼミ「みらいゼミ」についても聞きました。
グループワークを通して、技量や知識量が
どんどん向上していくのがわかりました。
立命館大学、及び国際関係学部を志望した理由を教えてください。
下田文化・経済・政治など、多角的な面から世界の国々について学びたいと思ったためです。高校生のときに中国人と交流した経験から、将来は東アジアにおける市民レベルでの相互理解を促すことに取り組みたいと思っていました。その目標の実現のため、世界の様々な事象を様々な面から学ぶべきだと考え、国際関係学部を志望しました。立命館大学は留学制度や語学学習支援が充実しており、留学生も多いです。入学前から中国への留学を目指していた私にとって、立命館大学の環境は最適だと思いました。
入学後、基礎演習の授業を受けてどのような印象を持ちましたか?
下田私は高校を卒業するまでレポートを書いたこともなければ、プレゼンテーションをする機会もありませんでした。基礎演習の授業で、大学で学ぶために何をすればいいのか、その方法を実践的に学ぶことができました。また、国際関係学部で実際にどのようなことを学ぶかについてもよくわかっていなかったのですが、国際関係学を包括的に網羅するような教材を使って、この学問の基礎を体系的に学ぶことができたのもすごく良かったと思います。
国際関係学部は人数が多く、自分から動かなければ友達も作れないのですが、基礎演習は少人数クラスなので、自然と話ができ、友達をつくるよいきっかけにもなりました。

基礎演習の中で特に面白かった取り組みについて教えてください。
下田グループワークです。「デモクラシーとは?」「ポピュリズムとは?」など、用語の意味は知っていても、各国でどのように実践されているか具体的にはわかっていない概念について、みんなで学習し、発表の準備をする中で、実感としてわかるようになっていくのが面白かったです。
グループ内で私は進行管理の役割を務めました。グループ長と相談しながら、発表までの日数を考え、レジュメ作りやパワーポイントのファイル作りを管理する役割です。グループには色々な人がいます。人に合わせて期日を設定しながら、最終的に全員の担当分が期日までにそろうように対応していました。グループで取り組むことによって、自分の考えや知識の間違いに気づき、自分では思いつかないような意見を聞くこともできました。
グループ発表の準備、発表、レポート執筆を何度も繰り返す中で、自分の技量や知識量がどんどん向上していくのがわかりました。グループの仲が深まっていくのも感じられました。
基礎演習の授業を通して、自分の視点や、物事に対する見方・考え方は変わりましたか?
下田自分の視点が特に変わったと思ったのは、米中の貿易摩擦についてディスカッションをした時です。留学経験者、帰国子女、留学生がそれぞれ現地での出来事やそこで得た視点などをもとに話すのを聞き、自分の考え方を見直すことにつながりました。私は日本で得た情報だけで考えていましたが、中国ではこう報道されているからこう思う、韓国ではこう報道されているからこう思うなど、立場が違えば視点が大きく違うということを実感したのも大きかったです。
大学院で学び、東アジアにおける
市民レベルでの相互理解に貢献したい
授業以外で力を入れたことはありますか?
下田中国への交換留学を目標にしていたので、中国語や英語の学習に注力しました。正課の授業に加えて、長期休暇に中国の大学へオンライン語学留学したり、学外の国際交流事業に参加したり。努力の結果、交換留学生として内定をいただくこともできました。コロナ禍で渡航中止になってしまいましたが、オンライン留学の実現に望みをつないでいるところです。
サークル活動としては立命館大学新聞社に所属しています。主に取材や記事執筆を担当することによって傾聴力や文章力が向上したと思います。在日外国人の方々に日本語を教えるボランティアもしています。各国の文化や習慣に対する理解が深まったと思います。
課外ゼミ「みらいゼミ」にも参加していたそうですね。
下田2回生の春学期には、有志による学生提案型ゼミ「みらいゼミ」に参加しました。なぜ戦争が起こるのか、平和を構築するためにはどのような知識や行動が必要なのかを考える「なぜ戦争が起きるのかを考える」ゼミ、留学生の日本語学習を支える仕組みを改善することを目指す「立命館大学の日本語学習支援の現状と課題を調査する」ゼミです。
「なぜ戦争が起きるのか」ゼミでは、国際法、戦争におけるメディアなど、戦争と関連した国際社会に関する話題についてグループに分かれて発表しました。私は異文化理解プログラムに所属していて、今は戦争や平和に関する授業は受けていないので、とても新鮮に学ぶことができました。
正課の学びにもいい影響を与えてくれています。戦争とメディアについて、メディアの歴史に詳しいメディア学専攻の先輩からアドバイスを受けられたのも貴重な経験でした。「みらいゼミ」での学習を通して、正課学習やボランティア活動に関する知識も深めることができています。
将来の目標や目指す進路を聞かせてください。
下田学部卒業後は大学院に進学して、東アジアを中心に比較文化論に関する研究を行い、将来は東アジアにおける市民レベルでの相互理解を促すことに貢献したいと考えています。具体的な職種はまだイメージできていませんが、できれば地元の長野県で、住民と外国からの技能実習生との交流を促すような活動ができればと考えています。地方公務員になることも視野に、ミクロの活動を通して国際貢献がしたいと考えています。
国際関係学部を志望する受験生に対して応援のメッセージをお願いします。
下田国際関係学部には様々なバックグラウンドを持つ学生がいます。自分の価値観を見直したり、これまで思いもよらなかった新しい興味の対象と出会ったりすることもあると思います。高校までに学んできた英語や世界史などは、大学の学びでも活きると思います。頑張ってください。

2022年9月更新
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