
ゼミは、教授と少人数の学生で議論を行う貴重な場。専門的な知識や経験を持つ教授との会話から多くのことを学べるところが最大の魅力ではないかと思います
齊藤 瞳 さん
国際関係学部 4回生
国際関係学専攻で学ぶ4回生の齊藤 瞳さんにゼミでの学びや将来の進路についてお話を伺いました。
立命館大学、及び国際関係学部を志望した理由を教えてください。
齊藤高校卒業後、2年間ポルトガルにバレエ留学し、自身と異なる文化の中で生活する同級生やダンサーと出会いました。彼らと話す中で、仕事とプライベートのバランスや人生についての考え方が自身と大きく異なることを感じました。その時、漠然とではありますが、こうした考え方の違いの背景に何があるのか、なぜこのような違いが生じるのかといったことを学びたいと思い、文化理解プログラムのある立命館大学 国際関係学部を志望しました。
国際関係学部には積極的に行動して人との繋がりを築いていく学生が多いと感じています。私は自ら働きかけることが得意ではないので、とても助けられています。
現在取り組んでいる研究テーマについて教えてください。
齊藤現在は卒業論文の作成に向けて、テーマ選択と文献の下調べを行っています。15年近く打ち込んだバレエに関する研究をしたいので、日本におけるダンサーの雇用や社会保障といった基盤が脆弱であることを掘り下げています。そこから発展させて日本における芸術的・文化的営みの立ち位置について考察したいと考えています。このテーマはバレエに限らず、多様な働き方が見られるようになった現代において人が「働く」ことの意味を再考することに繋がるのではないかと思います。
専門演習(ゼミ)での活動について教えてください
齊藤3回生秋に行われるオープンゼミナール大会に向けたチーム取材が印象に残っています。春学期の終わりからチームを組み、4か月ほどかけてテーマ選択、取材、発表準備までを行いました。教授に取材先や発表方法の相談をすることはありましたが、面白いテーマを探し、取材依頼や動画編集等、全てを学生同士で行ったのでとても大変でした。通常授業でのレポート作成では、テーマや調査方法、論述形式が明確ですが、この活動はテーマも何も設定されていない状態から始まったので、一から自分達で作り上げる難しさを学びました。また、チームで活動する経験があまりなかった私は、役割分担やチーム全体のスケジュール管理の難しさも学んだ貴重な経験でした。
3回生からスタートする「専門演習」(ゼミ)は、担当の教授と少人数の学生で議論を行う貴重な場だと思います。ゼミの仲間と楽しく過ごすことも魅力の一つですが、専門的な知識や経験を持つ教授との会話から学べることが多くあり、そこが最大の魅力ではないかと思います。私のゼミの白戸先生には個人的なことから就職活動に至るまで様々な相談に乗っていただきました。学生が積極的になれば、先生方は応えてくださると思うので、ゼミという貴重な機会を活かしてほしいと思います。
ゼミでの学びを通じて自分の考えを整理して人に伝える力が身についたと感じます。自身の考えを他者に伝わるよう表現することを苦手としていましたが、ゼミで自分の意見を発表することを繰り返すことで、細かい論点を社会全体に通じる大きな論点と結び付け、論理的に説明することができるようになったのではないかと思います。
将来の目標や目指す進路を聞かせてください。
齊藤新聞社に就職する予定です。国際ジャーナリズム論という講義が面白く、そこから白戸ゼミに入り、マスコミ業界を目指すことになりました。今のところ将来の目標は掲げていませんが、その時々で関心を持ったことに向き合い楽しむことが次に繋がるのではないかと考えています。私はバレエダンサーを目指していたのですが、その目標は叶わず進学に切り替えました。努力しても報われないことは多々ありますが、その過程で積み上げてきたものは必ず次に繋がるので、人と比較することなく自分の努力を自分自身が認めて、休むことも含めて歩み続けることが大切だと思っています。
国際関係学部を志望する受験生に対して応援のメッセージをお願いします。
齊藤大学には、高校までと異なり様々な背景を持つ学生がいます。中でも国際関係学部は、多様な人との出会いを求める学生が多いように感じます。受験勉強は大変なこともあるかと思いますが、合格することを最終目標とするのではなく、その先の大学生活も視野に入れて頑張ってください。
2023年7月更新
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