世界は今、歴史的な変革期。昨日の常識にとらわれない、やる気に満ちあふれた人に外務省を目指してほしい。
高野 雅範 さん
外務省 在米国日本大使館(2007年度卒業)
国際関係学部在学中に 立命館大学とアメリカン大学とのデュアル・ディグリー・プログラム(DUDP)に参加し、米国ワシントンDCにあるアメリカン大学に2年間留学。2007年3月に国際関係学部を卒業後、同年4月外務省に入省。シリア及び英国での在外研修の後、在エジプト日本大使館、内閣官房国家安全保障局、経済局、北米局での勤務を経て、2023年8月から在米国日本大使館(経済班)にて勤務中。
現在のお仕事を選んだ理由を教えてください。
高野学生時代のアメリカ留学中からずっと、世界を相手にしたい、国際関係に携わる仕事がしたいと考えていました。当時は、周りに外務省志望者がほとんどおらず、外務省で仕事をするということが具体的にイメージできませんでしたが、学生時代から学んできた国際政治に関する知識や、留学中に得た経験、そして国際関係に携わりたいという思いなどを考え合わせ、外務省を選びました。
外務省でのお仕事について教えてください。
高野外務省では様々な部局があり、多種多様な業務に携わることができます。ですが、どこの部署でも、多かれ少なかれ、外国を相手にするという点では共通だと思います。
自分自身が携わった仕事を少し紹介すると、経済局政策課では、G7・G20サミットを担当しました。当時はコロナ禍だったため、20カ国以上をつなぐオンライン会議が深夜・早朝に行われることも多く、辛い思いをしましたが、様々な国のカウンターパートと知り合いになることができました。少し意外かもしれませんが、交渉はビジネスライクに進むことも多い一方で、個人的な人間関係がものを言う場面も多く、各国の担当者と良好な関係を作ることができるよう、個人的な趣味の話をしたり、SNSを活用したり、様々な方法を駆使しました。最終的には各国が折り合えるぎりぎりの一致点を探り、成果文書をまとめ上げられた時の達成感は忘れられません。
外国と関わる仕事は他にもあると思いますが、外務省の仕事は、スケールが大きく、その分、やりがいも大きいと思います。
仕事で役立っていると感じられる国際関係学部での学びや経験はどのようなものがありますか?
高野具体的に役立っているのは国際関係学部で学んだ授業の内容と、英語によるコミュニケーションだと思います。外務省で働く上で、国際関係学部で学んだ授業の内容は、当時は大変だったり退屈に感じていたものもありましたが、振り返ってみるとほとんど全てが今の仕事の基礎として役立っていると感じます。
外務省では本当に多種多様な業務に携わることとなります。そのため、学生時代に幅広い知識を身につけておくことが非常に重要です。英語によるコミュニケーションは、主に留学中に身についたとは思いますが、国際関係学部の学生は、留学に行くことが割と普通という雰囲気があり、海外に目を向けている学生が多かったので、共通の話題で盛り上がれる仲間がいたことは大いに励みになりました。
卒業されて感じる国際関係学部の魅力は何だと思われますか?
高野私はそもそも長く留学ができる大学を探し、2年間留学ができるDUDPという制度があるという理由だけで、立命館大学国際関係学部を志望しました。そのため、入学するまで立命館大学のことはそれほどよく知りませんでした。ですが、振り返ってみると、立命館大学は、手厚い留学サポート体制、奨学金を含めた公務員志望者支援制度など、制度面で非常に恵まれていたと感じます。個人的にもそういった体制を在学中は大いに活用させていただきました。
国際関係学部、特に外務省を目指す後輩へメッセージをお願いします。
高野よく言われますが、世界は今、本当に歴史的な変革期にあると思います。昨日の常識が今日には既に常識でなくなっている、そういう状況です。そういう時に実際に役に立つのは、SNSで得られる瞬間的な情報ではなく、歴史から学んだことや、自分自身が実際に経験して身につけた物の見方だと思います。
自分は何がしたいのか、は、一人一人が考えるしかありませんが、歴史的な変革を目の前で観察し、そこに自分自身の痕跡を残したいと思うならば、外務省はぴったりの職場だと思います。昨日の常識にとらわれない、やる気に満ちあふれた人が外務省の同僚になってくれると嬉しいです。
2023年12月更新
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