バブルが崩壊したのがちょうど中学生の時だったと思います。なぜこんなことが起こるんだろう、そう感じたときに経済への興味は始まっていました。ニュースから伝わってくる経済政策、でも高校時代に理解するのは難しかった。大学で学ぶ価値があるもの、それを考えたとき私には経済学しかありませんでした。私自身の性格は「とにかく何でも知りたい」、好奇心の塊みたい。でも、せっかく勉強するのならば広く浅くではなく、一つのことを極めてみよう。この思いが大学院への進学につながっています。
現在の研究テーマは実験経済学。数多く存在する経済理論について、一つ一つが実際に理論どおり有効機能するのかどうかを実験しています。一つの実験を行うと、新たな発見、そして疑問が生まれる。自分の知らないことを知ることができる喜び、その面白さにはまっています。
私が現在行っている研究は、現在の経済の問題点を明確にできるもの。だから様々な経済システムの改革に結びつけることができます。将来もずっとこの研究を続けていきたいですね。そのために研究職の道に進むことを考えています。
大学院へ進学するなら「自分が何を知りたいのか、そしてそのために何をするのか」を明確にすること。そのためには学部時代から基礎をしっかりと身につけておく必要があると思います。
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