RS 学園通信 vol.127 学問のすすめ Student Report Human 特集
November 2000 INDEX
実験経済学にはまる
経済学研究科 M1
斎藤葉澄
アメリカ商業銀行の経営戦略
経営学研究科 M2
井本 亨
ロボットを作る夢
理工学研究科 M2
石原厚志
発展途上国の援助のために
理工学研究科 M2
竹添明生
サラリーマン時代の問題意識が大学院進学のきっかけに
法学研究科 M1
小針敏伯
「芸術」を社会学的視点から考察
社会学研究科 M2
野崎るみ花
アメリカン大学との共同学位プログラムに参加
国際関係研究科 M2
岩崎紀子
学部の研究テーマをさらに深く掘り下げる
政策科学研究科 M1
掛見博子
自分の研究テーマを社会に還元
文学研究科 D4
武田祐子
専門性を磨き、夢へつなげる 大学院で学ぶ私たち PAGE 8/9
地域資源を生かした国際開発、学部の研究テーマを大学院でさらに深く掘り下げています
掛見博子
(かけみ・ひろこ)
政策科学研究科 M1

 小学生のときに感じた疑問、「世界に恵まれない人々がいる、何故、こんなに国によって格差があるの?」。それが現在の研究テーマである国際開発への興味につながりました。大学院ではインドネシアのトラジャという地域の資源を分析し、評価しています。ここでの最大の地域資源は伝統文化。農村地域でありながら、観光地としても有名な場所であるトラジャの今後の発展に地域資源をどう生かせるのかを考察しています。

 学部のゼミでは途上国開発、特にタイの人口移動について研究。自分の知りたいことは大学で完結できないと思いはじめました。自分の研究テーマを終了するにはまだ浅く、テーマをさらに突き詰め、自信を持って主張できる分野を作りたい。大学院へ進学するきっかけです。大学院に進学して感じるのはプレゼンテーションの能力や統計や分析手法の力など、学部時代に学んだ基礎の重要性。大学院では学部時代の学びが必ず生きてくることを大いに感じています。学部時代の研究テーマをベースにし、新たな疑問や問題点を解決、具体的な政策提言ができるまで導こうと思っています。

 将来は、今の研究テーマを生かせる進路を希望、具体的には建設会社のコンサルティングやJICA(国際協力事業団)のように国際開発に携われるもの。研究テーマをさらに深めたい気持ちもあるので、博士課程への進路も考えると思いますが、まずは一度社会に出てから。学部時代の学びをさらに発展させるフィールドが私にとっては大学院でした。

 

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