小学生のときに感じた疑問、「世界に恵まれない人々がいる、何故、こんなに国によって格差があるの?」。それが現在の研究テーマである国際開発への興味につながりました。大学院ではインドネシアのトラジャという地域の資源を分析し、評価しています。ここでの最大の地域資源は伝統文化。農村地域でありながら、観光地としても有名な場所であるトラジャの今後の発展に地域資源をどう生かせるのかを考察しています。
学部のゼミでは途上国開発、特にタイの人口移動について研究。自分の知りたいことは大学で完結できないと思いはじめました。自分の研究テーマを終了するにはまだ浅く、テーマをさらに突き詰め、自信を持って主張できる分野を作りたい。大学院へ進学するきっかけです。大学院に進学して感じるのはプレゼンテーションの能力や統計や分析手法の力など、学部時代に学んだ基礎の重要性。大学院では学部時代の学びが必ず生きてくることを大いに感じています。学部時代の研究テーマをベースにし、新たな疑問や問題点を解決、具体的な政策提言ができるまで導こうと思っています。
将来は、今の研究テーマを生かせる進路を希望、具体的には建設会社のコンサルティングやJICA(国際協力事業団)のように国際開発に携われるもの。研究テーマをさらに深めたい気持ちもあるので、博士課程への進路も考えると思いますが、まずは一度社会に出てから。学部時代の学びをさらに発展させるフィールドが私にとっては大学院でした。
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