RS 学園通信 vol.127 学問のすすめ Student Report Human 特集
November 2000 INDEX
実験経済学にはまる
経済学研究科 M1
斎藤葉澄
アメリカ商業銀行の経営戦略
経営学研究科 M2
井本 亨
ロボットを作る夢
理工学研究科 M2
石原厚志
発展途上国の援助のために
理工学研究科 M2
竹添明生
サラリーマン時代の問題意識が大学院進学のきっかけに
法学研究科 M1
小針敏伯
「芸術」を社会学的視点から考察
社会学研究科 M2
野崎るみ花
アメリカン大学との共同学位プログラムに参加
国際関係研究科 M2
岩崎紀子
学部の研究テーマをさらに深く掘り下げる
政策科学研究科 M1
掛見博子
自分の研究テーマを社会に還元
文学研究科 D4
武田祐子
専門性を磨き、夢へつなげる 大学院で学ぶ私たち PAGE 5/9
サラリーマン時代の問題意識が大学院進学のきっかけに
小針敏伯
(こはり・としみち)
法学研究科 M1

 大学院に進学すれば学部以上に面白い講義が聞ける、そして深い知識を身に付けることができる、そんな期待がありました。定年退職後、立命館大学法学部に入学、そして飛び級で大学院に進学。全てが自分の知的好奇心を満たすためです。もともと専門は電気工学系、立命館大学理工学部の第一期卒業生です。一貫して技術畑で働きましたが、行政との対応のなかで一つの問題意識が生まれました。政治が浄化されないのは何故か。大学に入学して政治行政の基礎的な部分から学び、その疑問を解きたいと思いました。

 そのためにできるならもっと高いレベルの環境での学びを求めて大学院進学を決意しました。講義やレポートなどはハイレベルなため正直なところかなり厳しいですね。だけど、とても満足しています。学部でも面白い講義に出会えます。しかし、大学院に進学すれば興味の対象を深く考えるようになりますね。

 研究テーマは介護保険と地方分権を絡ませたものにしようと考えています。大学院修了後は介護保険に関わるNPO団体などで市民オンブズマンの活動を行いたい、そこでは今の学びがきっと生きるはず。私は自分の知的好奇心を満たすために大学院へ進学しましたが、生き方の選択肢として意味のあるものだと思っています。このことは、若い人でも、目的さえはっきりしていれば当てはまるのではないでしょうか。

 

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