大学院に進学すれば学部以上に面白い講義が聞ける、そして深い知識を身に付けることができる、そんな期待がありました。定年退職後、立命館大学法学部に入学、そして飛び級で大学院に進学。全てが自分の知的好奇心を満たすためです。もともと専門は電気工学系、立命館大学理工学部の第一期卒業生です。一貫して技術畑で働きましたが、行政との対応のなかで一つの問題意識が生まれました。政治が浄化されないのは何故か。大学に入学して政治行政の基礎的な部分から学び、その疑問を解きたいと思いました。
そのためにできるならもっと高いレベルの環境での学びを求めて大学院進学を決意しました。講義やレポートなどはハイレベルなため正直なところかなり厳しいですね。だけど、とても満足しています。学部でも面白い講義に出会えます。しかし、大学院に進学すれば興味の対象を深く考えるようになりますね。
研究テーマは介護保険と地方分権を絡ませたものにしようと考えています。大学院修了後は介護保険に関わるNPO団体などで市民オンブズマンの活動を行いたい、そこでは今の学びがきっと生きるはず。私は自分の知的好奇心を満たすために大学院へ進学しましたが、生き方の選択肢として意味のあるものだと思っています。このことは、若い人でも、目的さえはっきりしていれば当てはまるのではないでしょうか。
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