日本人学生海外派遣数で全国第1位を獲得
立命館大学は、このほど日本学生支援機構が発表した「平成29年度協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果」において、日本人学生の海外派遣数で初の全国第1位(1,543人)になったことが明らかになりました。
同調査では、2017年4月1日から2018年3月31日を対象に、日本国内の大学等と諸外国の大学等との学生交流に関する協定等に基づいて、教育又は研究等を目的として海外の大学等で留学を開始した日本人学生数を調査しています。なお、「平成30年度外国人留学生在籍状況調査結果」によると、立命館大学は留学生受入数では、全国第8位(2,446人)になったことも明らかになっています。
本学では、スーパーグローバル大学創成支援事業(2014年採択)において、「グローバル・アジア・コミュニティに貢献する多文化協働人材の育成」を事業目標として位置づけて、教育・研究のさらなる高度化・国際化に取り組んでいます。日本人学生の国際通用性を高めるべく様々なプログラムを通じて多数の学生を海外へ派遣することとし、魅力あるプログラムの開発、留学前後の学習支援の拡充などに取り組んでいます。
日本人の海外派遣については、ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)への派遣プログラム(UBC-AIP)や異文化理解セミナーなど30年近く行ってきた留学プログラムに加えて、近年では「東アジア人文学リーダー養成のための日中韓協働運営移動キャンパス」(通称:キャンパス・アジアプログラム)、「ASEANで学ぶ国際Project Based Learning」や1週間のフィールドスタディを東南アジアで実施する「Global Fieldwork Project」などアジアで展開する新規プログラムも実施しています。
留学生の受入については、英語で学位取得可能な専攻のある学部・大学院の設置や本学の全学学生交換プログラムであるStudy in Kyoto Program(SKP)や短期受入プログラムのRitsumeikan Summer/Winter Japanese Program(RS/WJP) などを実施しています。
2018年度には、学部レベルでは日本初となるジョイント・ディグリー・プログラムとして「アメリカン大学・立命館大学国際連携学科」を開設、さらに、2019年4月にはオーストラリア国立大学とのデュアル・ディグリー・プログラムによるグローバル教養学部の開設も予定しております。今後も、総合大学としての強みを活かし、教育・研究のグローバル化に全学をあげ多様なプログラム教育研究のグローバル化を牽引するリーディング大学を目指しています。
島田幸司・国際部長のコメント
スーパーグローバル大学創成支援事業への採択以来、本学が重点的に取り組んできた新たな海外派遣プログラムの実施や留学生受入に関わる取り組みが、今次の結果につながりましたことを大変喜ばしく思います。本学は、同事業において3,200名の学生を海外派遣し4,500名の学生を受け入れることを目標としており、今後もさらなる挑戦を続けて参ります。