4月20日(木)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)で、経済学部の新入生を対象とした特別講演会「経済学って、おもしろい」がジャーナリストの池上彰氏を招いて開催されました。

 本講演会は、メディアで幅広く活躍されている池上氏から、大学で経済学を学ぶことの意義、おもしろさなどについて分かりやすく講演いただき、新入生の経済学に対する興味関心を引き出すことを目的に、1回生向け授業「基礎演習」の一環として実施。機会費用や行動経済学などの理論について身近な事例を挙げながら説明があり、経済学を学ぶうえで重要なポイントとして、健全な懐疑心を持つこと、資源の最適配分を軸に考えることなどが挙げられ、学生は熱心に耳を傾けました。

講演に聞き入る1回生
講演に聞き入る1回生
学生に熱く語りかける池上彰氏
学生に熱く語りかける池上彰氏

 池上氏は、ウクライナ危機やChat GPTなどの最近の諸問題を題材として取り上げながら、「経済学は理論も大事だが、人間の営みだから数式通りにはいかない部分がある。クールヘッドとウォームハート(冷静な頭脳とあたたかい心)で捉える必要がある」と経済学のおもしろさを述べられました。

 約800人の1回生らは、ニュースで耳にする話題をわかりやすく伝える池上氏の解説に時折うなずきつつ、真剣にメモを取りながら受講しました。 質疑応答では、限られた時間でたくさんの学生から手があがり、池上氏から各質問に対して学生目線でわかりやすくご回答いただきました。

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