2025.10.09 TOPICS

立命館大学 三宅雅人副学長が教育DXの未来を発信―教育現場における生成AIの意義と“目的意識”の重要性 ~Microsoft AI Tour Osaka~

 2025年9月10日、コングレススクエア グラングリーン大阪で開催された「Microsoft AI Tour Osaka」において、立命館大学 副学長の三宅雅人が基調講演のパネルディスカッションに登壇しました。教育分野を代表して登壇した三宅副学長は、生成AIの意義と人材育成の新たな方向性について広く示しました。

 パネルディスカッションには、金融・製造・教育の各分野でAI活用を推進する3人のリーダーが登壇。日本マイクロソフト株式会社 代表取締役社長 津坂美樹氏の進行のもと、生成AI時代の挑戦と展望について議論しました。

 パネルディスカッションの中で三宅副学長は、「本学では教育機関で唯一となるMicrosoft Baceを大阪茨木キャンパスに設置していただいております。その活動ではCopilot Studio を校務効率化に活用したり、教育、研究活動にご支援いただいております。そのような中で、教育、研究や学生指導に生成 AI をどういかすかという点では、会場にいらっしゃる多くの企業とは大きく状況が異なります。本学では10年後の社会を見据え、「学園ビジョンR2030」を策定しており、その中で、“創発性人材”の育成を掲げており、どのように AI を活用していくかも検討しています。学生の人材育成には、大学だけでは不十分であり、企業と連携し、社会課題の解決などを通じて共に人材育成を進めていければと考えています。」と、述べました。

 教育分野における生成AIの可能性を示すと同時に、大学と社会が一体となって次世代の人材を育成していく意義を強く訴えるものとなりました。Microsoft AI Tour Osakaには、現地参加約13,000名が集まり、盛況のうちに熱気ある議論が交わされました。本基調講演はライブ配信、オンデマンドを含め4万名以上の視聴となり、 本学の取り組みを広く社会に発信する貴重な機会となりました。

関連情報

NEXT

2025.10.08 TOPICS

【開催報告】R-GIROカーボンニュートラル実現へ向けた高効率エネルギー利用技術創成拠点「エネルギーの未来を考える」RU-APU連…

ページトップへ