立命館慶祥中学校・高等学校が「R-EXPO2026」を開催しました
立命館慶祥中学校・高等学校は、創立30周年を記念して、2026年2月11日(水・祝)、札幌コンベンションセンターにて、「R-EXPO2026」を開催しました。
「R-EXPO2026」は、これまで様々な時期に学校で実施していた、「課題研究発表」「海外研修報告」「英語スピーチ」「芸術発表」などの発表企画を統合し、本校の生徒の個性や能力、研修プログラムなどの魅力を発信できる総合的なイベントとして、初めて開催するものです。
テーマは「知と文化の祭典」。本校の生徒だけではなく、立命館大学・立命館アジア太平洋大学をはじめ、立命館の附属校の生徒、また趣旨にご賛同いただいた企業様、連携パートナーの北海道大学様など、多くの参加者による多様な企画が繰り広げられました。
当日は、生徒をはじめ、塾や他校などの教育業界に留まらず、立命館慶祥に在学中、または進学を考えておられるお子様などのご家族や、ご年輩の方まで幅広い年代の約4,000名の方々にお越しいただき、多種多様な発表・出展やパフォーマンスなどをお楽しみいただきました。
生徒だけに留まらず、教職員にとっても貴重な学びに満ちた最高の一日となりました。立命館慶祥では、生徒の皆さんのさまざまな企画を通じて得た経験をもとに、生徒たちの成長と活躍を期待しています。
開催レポート
「R-EXPO2026」で実施した企画の一部の様子をご紹介します。
開会式
Opening Actで、ステージを華やかに彩ったのは、夢のコラボレーション! 本校チアリーディング部 THUNDERS ×立命館大学応援団チアリーダー部 PeeWeeS!の圧巻のステージでした。全国屈指の強豪チームである大学の先輩方と同じ舞台に立ち、感謝を込めてパフォーマンスしました。
中学校研修旅行プレゼン
立命館慶祥中学校の特徴の一つである「毎年ある研修旅行」について、それぞれの旅で得た「気づき」や「探究成果」をプレゼンテーションしました。本校では「世界に通用する18歳」へ向けて、学年ごとに段階的にステップアップしていきます。
1年生:北海道研修・・・まずは足元から。「地元・北海道」の魅力を再発見!
2年生:京都研修・・・歴史と伝統に触れ、「日本」の本質と奥深さを学ぶ旅。
3年生:ニュージーランド研修・・・いざ海外へ。「世界」の広さと異文化を肌で感じる冒険。
会場で特に印象的だったのは、先輩たちの発表を聞く後輩たちの真剣な眼差し。スライドに映る景色や先輩の言葉に、「来年は自分たちがここに行くんだ」と来年度の自分たちの姿を想像しながら参加していました。憧れが目標に変わり、伝統が受け継がれていく。慶祥の「知のバトン」が、確かに繋がっています。
高等学校海外研修プレゼン
高校2年生の秋のメインイベントである「海外研修」。生徒は自分の興味関心に合わせて、希望の国・地域を選択します。
2025年度に実施されたのは、次の多彩な9コース。アメリカ(NASA)、ガラパゴス、タイ、ベトナム、台湾、オーストラリア、リトアニア・ポーランド、マレーシア(ボルネオ島)、インドネシアです。
中学校の研修旅行よりもさらに専門性が高く、どのコースからも『一生に一度の経験』という熱い想いが伝わってきます。現地の空気感をそのまま持ち帰ったような臨場感とユーモアが満載。特に「リトアニア・ポーランド」と「ガラパゴス」コースの会場は、立ち見が出るほどの超満員となりました。世界を見て、触れて、考えた高校生たちの言葉。その自信に満ちた表情が特に印象に残りました。
「R-Union」
立命館慶祥高校出身の現役大学生が大集結する座談会「R-Union」。立命館大学・APU(立命館アジア太平洋大学)の各学部の学生が揃い、後輩たちへ熱いエールを送ってくれました。
■立命館大学ブース
各学部の魅力プレゼンに加え、サークルやバイトなど「大学生のリアル」なトークが繰り広げられ、パンフレットにはない生の情報が進路選択の参考になりました。
■APUブース
こちらは国際色豊かな熱気に包まれました。国際学生による発表に加え、MUSUBU「結」代表・土井さんによる講演が行われました。生徒たちは、APUでの生活や文化の違いについて興味津々。「寮生活は?」「英語の授業は?」といった質問が、日本語と英語の両方で積極的に飛び交っていました。多文化共生キャンパス・APUの魅力を存分に知ることができました。
先輩と後輩が直接語り合う、慶祥ならではの「知の循環」。憧れの未来を具体的にイメージできる、最高のワークショップとなりました。
個人芸術発表(ピアノ)
R-EXPOの特設ステージを彩ったのは、生徒たちによるピアノ演奏。単なる演奏会を超え、それぞれの人生や哲学が鍵盤に乗せて語られる、濃密な時間となりました。
それぞれの「類稀な個性」が輝いた、奇跡のようなコンサート。美しい音色を届けてくれました。
第2部開会式
式典のクライマックスを飾ったのは… 札幌を拠点に活動する社会人YOSAKOIソーランチーム「北昴(きたすばる)」の皆さん。魂を揺さぶる単独演舞、さらには北昴 × 中学2年生18名による夢のコラボ演舞が披露されました。
大人の本気と生徒の全力が融合した迫力のステージに、大ホールは割れんばかりの拍手と熱狂に包まれました。
「RED Talks」
「学校課題を解決する」をテーマにした提案型プレゼン大会、RED Talks。単なる発表会ではありません。優秀な案は教員会議の議題として提案される、生徒主体の学校改革プロジェクトです。
■生徒が描く学校のミライ
「自”リツ”のための金融教育」、「更衣室・シャワー室などの改善提案」、「軽音同好会の設立」など。特に「更衣室・シャワー室などの改善」を提案した発表は、論理的かつ説得力ある構成で、審査員の校長や生徒会長からも高い評価を受けました。
■社会に響く「弁論」の力
弁論研究部からも3名が登壇し、社会課題に深く切り込みました。
「エコは数字で動き出す」として温暖化防止への提言。「自らの言葉で」として京都研修で見たオーバーツーリズム対策。「つなぐ」として全道優秀賞受賞作の核兵器廃絶と平和の継承の弁論でした。
論理と熱意が交錯したステージ。「自分たちの手で学校を、社会を良くしたい」という生徒たちの想いは、確実に聴衆へ届きました。
立命館附属校ブース
R-EXPOには、立命館慶祥だけでなく、全国の立命館附属校からも生徒たちが参加してくれました。「立命館附属校ブース」では、それぞれの地域課題や興味に基づいた、ハイレベルな探究成果が発表されました。
【発表テーマ一覧】
■科学・工学・環境
・浮消波堤における新たな消波構造の開発
・宇治川、巨椋池跡地に作る遊水地計画
・再利用された衣類廃棄物の価値とファストファッション
■哲学・教育・福祉
・「自分らしさ」とは何か
・学童に通う子どもたちの学びの土台
・里親制度をもっと身近に
■地域・食・観光
・麹をもっと身近に
・高校生と地域をつなぐまちごろリンク
・長浜市の観光課題(ご当地トレカ)
・子どもたちの魚嫌いをなくす(琵琶湖ふりかけ)
理系・文系の枠を超え、社会課題に鋭く切り込むテーマばかり。全国に広がる「立命館ファミリー」の知の交流が、ここ札幌で熱く展開されました。
ロボット班の挑戦
立命館慶祥中学校自然科学部ロボット班のブースでは、プログラミング技術を駆使した「赤外線レーザー射的ゲーム」体験が大盛況でした。
ターゲットはなんと…立命館慶祥生の天敵「カメムシ」。Arduinoやマイクロビットを使って自作したシステムで、憎きカメムシを次々と駆逐していくゲームです。「プログラミングでこんな楽しいことができるんだ!」と、遊びながら技術の仕組みも学べる体験ブース。撃退成功の爽快感に、会場からは歓声が上がっていました。
e-sports大会
「たかがゲーム」とは言わせない。異様な熱気に包まれていたのが、このe-sports会場でした。あまりの人気に客席は常に満席。入れ替え規制がかかるほど激しい混雑となっており、どの会場よりも盛り上がっていました。
企画・運営はすべて生徒たちによるもの。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』を舞台に、民間大会顔負けの本格セットアップを実現しました。予選を勝ち抜いた精鋭4名による準決勝・決勝は、実況・解説付き。0.1秒を争う神業の連続に、会場全体が揺れるような大歓声が響き渡りました。
閉会式
「君に捧げる応援歌」と共に感動のフィナーレへ。大ホールにて「R-EXPO 2026」閉会式典が執り行われました。生徒が作成したエンディングムービーが放映された後、司会の紹介で、実行委員長が登壇。本校史上初の大イベントにかける想い、そして仲間への感謝を語るスピーチに、会場中が聞き入りました。実行委員長の紹介で登場したのは・・・スペシャルゲスト、シンガーソングライター・HIPPYさん。奇跡の楽曲「君に捧げる応援歌」が、会場を揺らしました。YouTube・TikTok等の総再生数1億回突破、プロ野球選手の登場曲ランキング1位にも輝いたあの名曲です。困難を乗り越える勇気、夢を追う背中を押す力強い歌声が、生徒たちの心にダイレクトに響き、会場は一体感と熱狂の渦に包まれました。HIPPYさんは全国の学校を訪問し、歌と共にメッセージを届ける活動をされています。R-EXPOでしか味わえない最高のステージを届けてくださいました。きっと生徒たちは、卒業して何年経っても、ここで体験した感動を何度も思い出すことでしょう。個性が輝く同級生のステージ、課題研究発表で感じたあの知的興奮、そしてHIPPYさんから受け取った熱いメッセージを。



