歩く力の必要性~笠縫東学区健康ウォーキングリーダー講習会~
健康ウォーキングリーダー育成事業
10月29日(土)、笠縫東市民センター(草津市集町)にて、今年度の健康ウォーキングリーダー育成事業の第1回目となる講座が実施されました。これは笠縫東学区まちづくり協議会の事業の一つで、昨年度よりスポーツ健康科学部 家光 素行 教授が講師として講演等を実施しています。昨年度は講座を中心として理論を学び、今年度は実践的な取組みを3回にわたり実施します。
今回は、安全で長続きするウォーキングを科学的に理解するという観点からの講義と測定が行われました。約60名の参加者があったことから家光研究室の大学院生 堀居 直希さんもアシスタントとしてお越しいただきました。講義では、正しいウォーキングのフォームや必要な筋肉、正しい水分補給についてのお話があり、参加者からの質問も出るなど熱心に聴講されていました。
運動器能力チェック
続いて「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の評価を行うため以下の3つのテストを実施しました。
①立ち上がりテスト
②2ステップテスト
③ロコモ25(チェックシート)
ロコモティブシンドロームが進行すると日常生活への支障をきたすことにもつながり、介護リスクが高まるということで、まずは参加者のみなさんにご自身の運動器能力について知っていただきました。
みんなで楽しくウォーキングを
最後に市民センター付近を実際にウォーキングしました。堀井さんの指導の下、念入りにストレッチを行った後、出発しました。前半の講義でお話があった正しい歩行を意識しながら、楽しく30分ほど歩き、約2時間の講座が終了しました。
日ごろから安全に歩行するのはもちろん、おしゃべりをしながら楽しく取り組むことで継続した運動を続けられます。今後はウォーキングをして健康になることはもちろん、今回参加された「リーダー」から周囲へ広げ、地域一体となって活動されることも期待されます。