第5回立命館びわこ講座

本年度最終回 立命館びわこ講座 第5回目を開催

 11月26日(土)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、本年度最終回となる立命館びわこ講座の第5回目の講義を開催しました。本講座は本学と草津市、草津市教育委員会との共催企画でBKC開学当初から20年以上続く講座として開講しており、受講者は草津市を中心とした地域の方々となっております。
 始めに学長補佐・BKC地域連携室長 岡本 直輝 教授(スポーツ健康科学部)よりご挨拶と、今回の講師である本郷 真紹 教授(文学部)のご紹介があり、最終講義が始まりました。

天智天皇と近江大津宮、そして桓武天皇

岡本BKC地域連携室長よりご挨拶
岡本BKC地域連携室長よりご挨拶
本郷 真紹 教授(文学部)
本郷 真紹 教授(文学部)

 今回の演題は「天智天皇と近江大津宮、そして桓武天皇」。
 はじめに天智天皇に関連した事件やその背景、当時の東アジア情勢もふまえながら、国家の形成や国家体制等についてのお話がなされた上で、なぜその後近江大津宮へ遷都したのかについて、地形やその他の優位性についての指摘を交えながらご講演されました。特に「律令国家」としての様々な業績が近隣地域である近江で築かれた点について触れられた際には感嘆の声があがりました。そして桓武天皇の功績やその時代の体制についてなど、近隣地域を舞台としたお話や、天皇制や現在の政治情勢にもふれられる等、受講者のみなさんにとっても大変興味深い内容で講義後も質問にいらっしゃる方が多数おられました。
 
 今回で最終回となった今年度の立命館びわこ講座。受講者アンケートからは「今後もこういった講座展開を継続してほしい」「近江について深く学ぶことができた、興味を持つようになった」「別のテーマでも開講してほしい」といったご意見等を多数頂戴いたしました。今後も大学の知見を活かし、生涯学習を通じた取組みによって地域の発展に貢献していきたいと思います。また、「地域に開かれたキャンパス」として発展するためにも地域の皆様と協働しながら様々な取組みを実施していきたいと思います。

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