和菓子で自分の考えを表現する ~研究の発展にむけて~
伝統の中で常に新しいものが作り出される和菓子作り。様々な考えを一つの形に収束するということは、研究にも通ずるものがあります。
そこで、留学生や他研究科生との交流を深めながら、研究により新しい考えを創造するためのセミナー「WA・GA・SHIセミナー ~人と人とをつなぐ和菓子~」を、12月14日(水)衣笠キャンパス究論館にて開催しました。
本セミナーは、大学院キャリアパス推進室が主催する「大学院キャリアパス支援プログラム」の一つです。
講師には工学博士でもあり茶人でもある、株式会社老松代表取締役 太田達氏をお迎えしました。
まずは基調講演“京文化と科学と芸術 Kyoto Culture and science, Art”を聴き、以心伝心することを分析することの重要性や日本人の見立てについてなどを学びました。
続いて、実習として和菓子作りに入りました。
太田氏による実演の後、グループに分かれ「自分の故郷について」というテーマ作品と自由作品を各々作成し、発表しました。また、伝統ある茶道具を用いて抹茶をたて、歴史の重みを感じとりました。
受講生からは、
「日本文化がもっと理解できるようになった(留学生)」
「和菓子作りをし、柔軟な発想を身に付けたいと痛感した」
といった感想が寄せられました。