ウクライナ教育科学省次官らが立命館大学OICにご来学 ー教育環境の視察と国際的な教育交流についての懇談を実施ー
2025年8月6日(水)、ウクライナ教育科学省次官らが立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)を訪問し、仲谷善雄学長らとの懇談を行いました。今回の訪問は、ウクライナから民間企業関係者を含む約100名が大阪・関西万博への参加を目的に来日する中で、立命館大学の先進的な教育環境に対する関心から実現したものです。
ウクライナ教育科学省からDeputy Minister(Digital Transformation & TVET)のDmytro Zavgorodnii氏、Partnership Cooperation OfficeのDeputy DirectorであるOlena Darmostuk氏が来学され、本学からは仲谷善雄学長、高山茂副学長、中戸祐夫副学長が対応しました。
懇談では、戦後復興に向けた人材育成や大学教育の在り方についても議論が交わされ、立命館大学としても、ウクライナの未来を担う人材育成に貢献すべく、教育機関としての協力の可能性を探る貴重な機会となりました。Zavgorodnii氏は「ウクライナ国外に避難している国民に対して、どのような教育機会を与えられるかが戦後復興においては非常に重要であり、オンラインを含めたデジタル技術を活用した教育環境の検討に向けた良い機会となりました」と述べ、仲谷学長は「平和と民主主義、非暴力を大きな方針とする立命館学園として、可能な限りの協力をしていきたい」と述べました。
立命館は、2030年に向けた学園ビジョン「R2030」において、国際社会との連携を通じて新たな知と価値を創出し、人類社会の発展に寄与する学園を目指しています。今回の訪問は、その理念を具現化する取り組みの一つであり、教育・研究・人材育成の面での国際協働の可能性を広げる貴重な機会となりました。今後も国際的な教育・研究交流を推進し、共生と共創の社会の実現に貢献してまいります。