所長挨拶
Greeting

  1. TOP
  2. 研究所について
  3. 所長挨拶
200601yoshimura

 この度、二〇二〇年度からの所長に就任することになりました。菲才の身に余る大任で、その責任の重さを深く感じております。新所長の命を受けた時に、先ず思い出しましたのは、二〇〇五年五月の設立に先立ち、白川静先生の御自宅に拝訪して研究所の構想を承った日のことでした。晩年の先生は、機会あるごとに東洋の文字文化の復興を訴えておられ、研究所設立はその実現に向けての重要な役割をもつというお考えを示されました。この御意志を体して当研究所が設立され、先生の偉大な研究成果をもとに東洋文字文化の普及と深化を図る文化事業と学術事業の両輪で活動を進めて参りました。

 今年は、白川静先生御生誕百十周年、また当研究所設立より十五年に当たり、御意志の実現に一歩でも近づけよう、研究所の両輪の活動を発展させてゆきたく期しております。皆様のさらなる御協力を御願い申し上げます。

立命館大学 白川靜記念東洋文字文化研究所
所長 芳村 弘道