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進路決定者VOICE

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電子情報工学科 進路決定者

夢を持とう

T. N.

理工学研究科 電子システム専攻 電子システムコース 2回生
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構

在学時のエピソード

夢を叶えてやるといった熱意が
原動力として私を突き動かした

私は勉強があまり得意ではなく成績は下から数えた方が早い程で、私は人生で何も成し遂げずこのまま生を終えるのだろうなと、どこか冷めていました。そんな私に転機が訪れたのは三回生の時、友人に連れられて今の研究室に見学に行った時です。その研究室では電池の無いドローンに無線で電力を送るといった研究をしていました。私はそれを見た瞬間、胸の奥底から湧き上がってきたモノを感じました。なぜならその研究は私が子供時代に夢見たものの基本的な技術だったのです。それからの行動は速く、先生に熱意を伝え研究室に配属させてもらい、ドローンの研究をすることができ、今では学会で何度も表彰されるまでに成長することができました。夢を叶えてやるといった熱意が原動力として私を突き動かしたのかなと思います。

今後の目標・夢

宇宙太陽光発電システムを
実現させるために人生を賭して
挑戦したい

私は国の研究機関である航空宇宙研究開発機構の一職員として我が国の航空宇宙分野における発展を進めるだけでなく、私自身の夢である”宇宙太陽光発電システム”を実現させるという夢を叶えたいと思ってます。この宇宙太陽光発電システムは宇宙に太陽光パネルを展開し、太陽光によって得られた電力を電波で地上に送ることで安定的に電力を得ることができるというものです。この技術は電波で電力を送るという技術を用いている事から、携帯電話をコンセントに指すことなく充電できたり、ドローンを充電しながら飛ばすことができたりと、その応用先は無限大です。私は宇宙太陽光発電システムを実現させるために人生を賭して挑戦したいと思っています。

受験生へのメッセージ

夢を持つことが原動力になり
頑張ることができる

立命館大学は百戦錬磨の教授陣、豊富な実験機器、測定機器、そして優秀な生徒が集まる学校です。恵まれた環境で生徒たちが互いに競い合い高め合う場所だと私は感じます。そのような中で私が感じたのは、夢や信念などを明確に持っている生徒は得てして優秀だという事です。なぜなら目指すものが明らかな分何をどうしたらいいのか自分で考え行動するからです。私が受験生の皆さんに伝えたいのは、夢を持とうという事です。それがたとえどれだけ難しく、困難な道であっても持つべきです。私は子供の頃に夢を持ち(途中一度諦めましたが)、それを叶えるために全力を尽くしてきました。その結果夢を叶えることのできる場所にたどり着くことができました。夢を持つことが原動力になり頑張ることができるのです。みなさんも夢を持ち大学生活を全力疾走しましょう。夢への門戸は案外開いているものですよ。