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教員紹介

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玄 相昊教授 HYON Sang Ho

所属学科
ロボティクス学科
研究室
ヒューマノイドシステム研究室
学位
博士

経歴概要

1998年3月 早稲田大学大学院 修士課程 修了 2002年2月 東京工業大学大学院 博士課程 修了

研究について

研究分野・テーマ

高性能ヒューマノイドロボットの研究開発と産業応用

研究キーワード

ヒューマノイド、フィールドロボット、油空圧アクチュエータ、運動制御

研究概要

人間と同等の運動性能を持つヒューマノイドロボットの研究開発を通じて、人間の高度な運動メカニズムを探求し、その知見を人々の暮らしに役立てることを目指しています。ソフト面では制御理論と機械学習、ハード面では油空圧制御技術を駆使しています。これまで、人と同サイズの油圧ヒューマノイドロボットを独自に開発し、様々なセンサーで環境を認識しつつ全身で巧みにバランスをとったり、歩かせたりする研究を行ってきました。現在、その技術を活かしたバランスアシストロボット、不整地移動ローバー、マニピュレータ、環境負荷のないクリーンでタフな水圧駆動ロボットの研究に展開しています。

  • 油圧ヒューマノイドロボットと展示会デモ

  • アシストロボットやフィールドロボットへの応用

インタビュー

研究者になったきっかけ

子供の頃はたっぷりある時間を活かしてよく遊びました。勉強も大人に叱られない範囲でやっていました。活字もマンガも嫌いで、図鑑類をよく読みました。特に人体や生物の内部構造に興味がありました。大学の卒業研究のとき、数学(制御理論)で機械が動くことに感動を覚え、大学院から夢中に勉強を始めました。それ以降、等身大のロボットをしっかり作って歩かせるために必要な知識と経験を、いくつかの研究機関を転々としながら独自に習得してきました。2004年から京都にあるATR(国際電気通信基礎技術研究所)で本格的なヒューマノイドロボットの運動学習のプロジェクトに携わった後、本学で発展研究を続けています。ただし、単にロボットを上手く動かすだけでなく、ローコストで制御しやすいシステムをどう作るかという観点から研究しています。

受験生へのメッセージ

研究は前人未到に挑戦するため、すぐに成果が出ません(誰でも簡単に真似ができるものは研究とは呼べないでしょう)。しかも理工系の研究は基礎知識を踏み固めないとスタートすら切れません。あなたは辛抱強く取り組めますか?ロボット研究においては、「ロボット技術で人類に貢献する」という高い志を持って、地道に粘り強く努力し続けることが重要です。ゴールを定めて地道に努力する姿勢は大学受験も同じ。しかしそれだけでは足りません。目標は同じでも、他人とは違う方法にこだわる、同じものを見ていても違う観点から捉える、失敗を恐れずチャレンジするという、受験とはむしろ正反対のマインドがとても重要です。「人新世の、人による、人の顔をしたロボット技術」を立命館大学ロボティクス学科で共に創りましょう!

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