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教員紹介

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荒瀬 美沙子教授 ARASE Misako

所属学科
語学教員

理工学部英語教育について

理工学部の英語カリキュラムは、在学中のみならず将来に渡っても、理工系の学問やキャリアを追究していくのに必要な各種スキルと英語の総合的・実践的運用能力、そして、何らかの形で直接あるいは間接的に物づくりに関わるにあたって欠くことのできない素養(科学技術の功罪を見極め、健全な自然環境と資源の保全について責任を持つための素養)を培うことを目標としています。英語で目から耳から効率よく賢く情報収集する、手にした情報の信憑性を確認する確かな目を持つ、そして、得た情報を有効活用する、自分たちで課題を設定しプロジェクト化する、英語でディスカッションする、英語でプレゼンテーションをする、英語でレポートを書く等々ができる、そんなスキル養成を目指しつつ、英語運用能力の向上を図ります。

受験英語から実践英語へ:読解力が鍵です!

英語圏に暮らしていれば、大人になってからでも文法や読解の学習を飛ばして英語が上手に話せるようになることもありますが、日本語のみで日々の生活を送っている場合は、文法を学び、4技能の地道な訓練を重ねてはじめて英語が使えるようになります。 一通り文法を身につけたら、とにかく英文をたくさん読んでください。英語を英語のままで理解できるようになるのが理想ですが、そうなるにはかなりの上達が必要です。それまでは日本語の橋渡しが有効です。知らない単語は文脈から意味を類推した上で辞書を引き、各文の文構造を解析しながら精読してください。 長文の内容が理解できたら、次は、各文中の意味の句切りを意識しながら、単語の発音やアクセントの位置にも注意しつつ、何度も音読してください。これを繰り返すうちに、英語が英語として頭に入って来るようになります。 ごく簡単な話は別ですが、中身のある話の場合、読めないことについては聞くことも話すことも書くこともできないのが普通です。つまり、まずは読む力を身につけることです。 読むことができ、発音が分かっていれば、ある程度の訓練で、同じテーマについて聞き取ることも可能になります。会話では、自分だけが一方的に話す訳ではありません。相手の話を聞き理解することができなければ、会話は成り立ちません。ですので、聞くことに自信をつけつつ、話す訓練をすることが大切です。後は、書くことも含め、(言葉は悪いですが)芋づる式に身につくはずです。 確固たる英語力をもとに、自らの可能性を大きく広げてください。

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