孟 林教授 MENG Lin
- 所属学科
- 電子情報工学科
- 研究室
- 知的高性能計算研究室
- 学位
- 博士
経歴概要
2006年 立命館大学理工学部情報学科 卒業 2008年 立命館大学大学院理工学研究科博士前期課程 修了 2011年 立命館大学大学院理工学研究科博士後期課程 修了
研究について
- 研究分野・テーマ
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高性能AIの実現と広い範囲での応用
- 研究キーワード
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AIモデルの自動生成・最適化、IoT、生成AI、物体検出、異常検出
- 研究概要
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AIの技術は急速に進歩し、様々な分野で広範囲に活用されています。しかし、現行のAIモデルには冗長な演算が多く含まれているため、その応用範囲が制限されています。我々は、最適なAIモデルを構築すると同時に、様々な分野での応用を目指しています。 1) AIとロボティクス技術を融合する。応用例:自動下膳の実現 2) AIとIoTを融合する。応用例:高齢者の見守りシステム 3) AIとバイオエンジニアリングを融合する。応用例:病理の解明 4) AIを用いた病気診断の支援。応用例:認知症の診断支援 5) 物体検出AIを用いた出荷検査。応用例:リンゴの傷検出、工業部品の外観検査 6) 生成AIを用いた古代文献の修復 これらの取り組みにより、AIの応用範囲を拡大し、さまざまな分野での効果的な活用を実現していくことが期待されます。
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インタビュー
研究者になったきっかけ
研究者になるきっかけは、家庭教育の影響が大きいと考えます。子供の頃から家にはたくさんの本があり、家族から勉強の重要性を学び、博士になることを夢見ました。立命館大学に入学し、四年生の時にハードウェアの研究を始め、大学院ではプロセッサアーキテクチャの研究を行いながら、IT関連企業でハードウェアの設計に携わる機会も得ました。博士号取得後は、ハードウェアを専門とする学科に就職し、助手、助教、そして講師としてキャリアを積み、ハードウェアの研究を続けることができました。これらの経験を振り返ると、偶然の連続ではなく、家庭教育の影響があると感じます。そして、研究者としての道を歩むことは、信念によって様々なつながりが生まれる、つまり「Connecting the Dots(点と点を結ぶ)」ことだと思います。