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教員紹介

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日下 貴之教授 KUSAKA Takayuki

所属学科
機械工学科
研究室
構造強度学研究室
学位
博士(工学)

経歴概要

1987年3月 京都大学工学部航空工学科 卒業 1989年3月 京都大学大学院工学研究科航空工学専攻修士課程 修了 1989年4月 トヨタ自動車株式会社 入社 1991年4月 兵庫県立工業技術センター 研究員 1998年4月 立命館大学理工学部機械工学科 助教授 2004年4月 立命館大学理工学部機械工学科 教授

研究について

研究分野・テーマ

材料および構造の機能化・知能化・複合化

研究キーワード

航空工学,複合材料,衝撃工学,接着工学,計算力学

研究概要

近年,航空機や自動車の分野では,構造材料として,金属材料に代わってCFRPなどの複合材料が多用されるようになっています.複合材料は,軽量かつ高強度・高剛性であり,航空機や自動車の運動性能や環境性能を向上させる上で,不可欠な材料となっています.本研究室では,航空機メーカーや自動車メーカーと連携して,複合材料を用いた構造設計技術,数値解析技術,物性評価技術の開発などに取り組んでいます.特に,最近は接合技術や衝突安全が主要なテーマとなっています.

  • 自動車用衝撃吸収部材の塑性座屈シミュレーション。CAEを用いて高効率な衝撃吸収部材の開発を行っています。

インタビュー

研究者になったきっかけ

大学時代に複合材料と衝撃工学という2つのテーマに出会いました.トヨタ自動車では,有限要素法という数値解析手法を用いて,車両の振動特性,衝突安全,操縦安定性などに関わる技術開発を行っていました.この時の業務を通して,自分自身が学生時代にやっていた研究の価値を再認識することになり,あらためて,複合材料と衝撃工学の研究に取り組むため,兵庫県立工業技術センターおよび立命館大学を新たな活動の場として選択しました.

受験生へのメッセージ

航空機や自動車に限らず,ものづくりの中核的な仕事を担うためには,基礎学力の充実が不可欠です.合格点をクリアすれば済んでしまう受験勉強とは異なり,実務の現場では合格最低点は100点です.すなわち,間違いは許容されません.これまでの接してきた立命館大学の学生の多くは,基礎学力の不足が原因で,卒業研究の遂行に支障を来すことも少なくありません.高校時代は基礎学力の獲得に専念できる貴重な時間です.有意義な時間を過ごしてください.

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