藤原 弘教授 FUJIWARA Hiroshi
- 所属学科
- 機械工学科
- 研究室
- 材料科学研究室
- 学位
- 博士(工学)
経歴概要
1994年 立命館大学理工学部機械工学科 卒業 1996年 立命館大学大学院理工学研究科物質理工学専攻修士課程 修了 1999年 立命館大学大学院理工学研究科総合理工学専攻博士後期課 修了 1999年 高知工科大学工学部物質・環境システム工学科助手 2005年 立命館大学理工学部非常勤講師 2007年 立命館大学総合理工学院企画課助手 2008年 立命館大学グローバル・イノベーション研究機構研究員 2011年 同志社大学理工学部機械システム工学科准教授 2016年 静岡理工科大学理工学部機械工学科教授 2021年 立命館大学理工学部機械工学科教授
研究について
- 研究分野・テーマ
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微細構造制御による革新的構造材料の開発
- 研究キーワード
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粉末冶金、電子顕微鏡、結晶方位解析
- 研究概要
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金属材料の力学的性質などの諸性質は、その材料の微細構造に強く影響を受けます。そのため、微細構造の制御は、従来材よりも優れた特性を持つ材料を作製する上でとても重要です。本研究室では、粉末冶金技術を活用して、微細構造制御による革新的な材料開発の研究を行っています。優れた特性を発現する微細構造を持つ材料を開発し、その微細構造と優れた特性の関連性を明らかにします。そして、微細構造制御には、ナノレベルからの制御が必要ですので、高性能な電子顕微鏡を用いて、結晶構造、結晶方位などを独自の解析技術を用いて分析し、最適な微細構造を設計します。
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走査型電子顕微鏡の電子線後方散乱により得られた電子線回折図形
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インタビュー
研究者になったきっかけ
子供の頃から自分で何かを作ることは好きで、新しいモノを作ることに大変興味がありました。そのような背景もあり、理系科目は得意でした。しかしながら、初めて力学を学んだ時ですが、テストで散々な点数をとったことがあります。全く理解できていなかったことが悔しくて、力学を中心に猛勉強して理解しようとしたことがありました。その時に、学問により自然現象を理解することの楽しさを知ったと思います。思い起こせば、この時の気持ちが、私が研究者になるきっかけだったと思います。