川内 紀代恵助教 KAWAUCHI Kiyoe
- 所属学科
- 物理科学科
- 研究室
- 天体物理学研究室
- 学位
- 博士(理学)
経歴概要
2012年3月 立命館大学理工学部物理科学科 卒業 2015年3月 東京工業大学大学院理工学研究科地球惑星科学専攻修士課程 修了 2019年3月 東京工業大学大学院理工学研究科地球惑星科学専攻博士課程 修了
研究について
- 研究分野・テーマ
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太陽系外惑星の発見と大気調査
- 研究キーワード
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ホットジュピター、スーパーアース、惑星大気、透過光分光観測
- 研究概要
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太陽以外の恒星を回る惑星(系外惑星)は現在5000個以上発見されています。その多くは太陽系には存在しない恒星近傍を周回するガス惑星(ホットジュピター)や地球より大きく海王星より小さい惑星(スーパーアース)です。これらの惑星がどこでどのように形成し進化してきたのか、生命が存在しえるのかを明らかにしていくためには、惑星大気構造や組成のより詳細な情報を観測的に得る必要があります。しかし、これまで発見された惑星のうち大気を詳細に観測できるものは限られています。個々の天体における惑星大気構造の制約だけではなく統計的な理解を得るためには、惑星大気観測に適している惑星候補が本当に惑星かどうか地上望遠鏡を使って確認することも大切です。 私は今後、惑星候補の観測のために立命館60cm望遠鏡を整備していくと同時に、惑星大気を引き続き観測することで、惑星の形成や進化を理解するための手がかりを発見できればと考えています。
インタビュー
研究者になったきっかけ
私が研究者を目指したきっかけは単純で、小学校の時に研究者という職業に憧れたのが最初だと思います。正直なぜなのかははっきりと覚えていません。当時理科が好きで色んなことに疑問を持つタイプの性格だったので、学問の専門家は私の知的好奇心を満たしてくれる魅力的な人に映ったのだと思います。私が志した頃はフロンガスによるオゾン層破壊が注目を集めていたので、地球大気の研究がしたいなと漠然と思っていました。その後SF映画などの影響もあり地球外生命体に興味を持ち、高校の時に太陽系以外の惑星(系外惑星)が発見されていることを知り、系外惑星を研究すれば地球外生命体が存在する可能性を発見できるのではないかと思い、そのまま系外惑星という言葉だけを頼り進んで今に至るといった感じです。