川畑 良尚教授 KAWABATA Yoshitaka
- 所属学科
- 電気電子工学科
- 研究室
- パワーエレクトロニクス研究室
- 学位
- 博士(工学)
経歴概要
1994年3月 立命館大学 理工学部 電気工学科 卒業 1996年3月 立命館大学大学院 理工学研究科 物質理工学専攻 修士課程 修了 1999年3月 立命館大学大学院 理工学研究科 総合理工学専攻 博士課程後期課程 修了 2000年4月 大阪府立工業高等専門学校 電子情報工学科 講師 2003年4月 立命館大学 理工学部 電気電子工学科 助教授 2007年4月 立命館大学 理工学部 電気電子工学科 准教授 2015年4月~現在 立命館大学 理工学部 電気電子工学科 教授
研究について
- 研究分野・テーマ
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インテリジェントパワーエレクトロニクス
- 研究キーワード
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パワーエレクトロニクス、電力エネルギー、変換制御、エネルギー環境問題
- 研究概要
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パワーエレクトロニクスは、各種工業、電力、太陽発電や燃料電池などの新エネ、電気自動車や電車はもとより、エアコン、洗濯機、蛍光灯などの基幹技術として、生活に密着した欠くことのできないものになっています。また、パワーエレクトロニクスは、電気エネルギーをうまく変換・制御して効率よく利用する技術であることから、エネルギー環境問題に貢献でき、社会に出てからもやりがいのあるビジネスに就くことができます。具体的には、次の活動を中心に行います。(1)マイコンのIO周辺回路やドライブ回路など電子回路の製作試験を行い、電子回路の基礎を養う。(2)DSPやRISCマイコンでインバータや電動機を制御するために、C言語で制御ソフトウエアを作成すると同時に、リアルタイム制御の基礎を養う。(3)著名なソフトであるMATLABやSIMULINKを使い、システムを構築するとともに制御の基礎を養う。
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インバータや電動機など数kWのモデルをマイコン制御で動かし、実験を行いながら研究を通じて実社会で活用できる技術を身につけるようにします。
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インタビュー
研究者になったきっかけ
幼い時から回るものを見ることが好きで、「なぜ回るのか?」ということを考え続けてきました。それから、回るものを見るだけでは物足りず、博士課程に進学して「回転機の制御」を研究しようと思いました。とことん、追求したい。それが、研究者としてのきっかけとなります。回転機の制御はインバータなどの電力変換器を用いるものが多いですが、今では、その電力変換器の研究やそれを用いたシステムにも興味を持ち、幅広く研究を行っています。さらに、「電気エネルギーの大切さ」を深く考えるようになり、電力の省エネルギー化に関する研究も行っています。