鷹羽 浄嗣教授 TAKABA Kiyotsugu
- 所属学科
- 電気電子工学科
- 研究室
- システム制御工学研究室
- 学位
- 博士
経歴概要
1989年3月 京都大学工学部数理工学科 卒業 1991年3月 京都大学大学院工学研究科応用システム科学専攻修士課程 修了
研究について
- 研究分野・テーマ
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大規模ネットワークシステムのモデリング、推定、制御
- 研究キーワード
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システム制御工学、ネットワーク制御系
- 研究概要
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現代社会において私たちが直面する工学的問題が対象とするシステムは、ますます複雑になり、多くの構成要素がネットワークを介して結合した大規模システムとなっています。たとえば、スマートグリッド、センサネットワークや移動ビークルの航行管制などがその例です。このような大規模システムに対して、様々な制約条件の下で最大限に性能を引き出すためには、数理モデルに基づくシステム制御工学の考え方が大変重要です。当研究室では、大規模ネットワーク制御系に対して、その仕組みを解明し、実用的なモデリング、推定および制御の方法を提案することを目指して、システム制御工学に関する幅広い研究・教育を行います。研究テーマの例として、複数センサの同期制御、小型移動ロボット群のフォーメーション制御などがあります。
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小型移動ロボット群のフォーメーション走行制御実験
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インタビュー
研究者になったきっかけ
制御工学は、数学と工学の接点にあたる研究領域です。どのようなシステムも、いったん数式モデルで表現してしまえば、統一的に解析・設計ができるところが制御工学の利点です。私が初めて制御工学の講義を受けたのは学部3回生のときでしたが、このような制御工学の分野横断的な普遍性、そして、数式で記述された通りに実際のシステムが制御される様に感銘を受け、制御工学の研究者になることを決めました。