道関 隆国教授 DOUSEKI Takakuni
- 所属学科
- 電子情報工学科
- 研究室
- マイクロパワーシステム研究室
- 学位
- 博士 (工学、大阪大学)
経歴概要
1980年3月 福井大学工学部電気工学科 卒業 1982年3月 福井大学大学院工学研究科電気工学専攻修士課程 修了
研究について
- 研究分野・テーマ
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電池のいらないセンサシステムの設計とその応用
- 研究キーワード
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バッテリレスシステム
- 研究概要
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電池交換の不要なシステムは、センサーネットワークや体内コンピュータ等、人手の届かないシステムに対して有用です。当研究室では、電池のいらないバッテリレスシステムの研究開発、応用を目指しています。バッテリレスシステムを実現するためには、エネルギーの生成(発電技術)、変換(電源変換技術)、消費(低電力LSI技術)といった3つの観点から研究を進めています。エネルギー源としては、我々の身の回りに存在している光、熱、運動エネルギーといった自然エネルギーを活用します。LSI関連では、不安定な自然エネルギー源から内部CPU等に安定な電力を供給するための新電源変換回路技術や、電力の極端に小さな回路技術の研究を行います。システム作りまで行うので、学内はもとより数社の外部企業と連携して研究を進めています。
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ハンガー発電
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体温発電
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インタビュー
研究者になったきっかけ
高校・大学時代は数学が好きで、数学を生かした大学の教員になれたらいいなと、漠然と思っていました。企業の研究所に入所した時、配属された部署はLSIの設計関連で、直接、数学に関連する仕事ではなく色々、悩みました。しかし、配属された部署での研究経験は、貴重で楽しい経験になりました。結果として、大学には、LSI関連の教員として採用されることになりました。若いうちは、あまり目標を固定せず、自分なりのやり方で、与えられたテーマに全力を尽くしてください。自ずと社会が要望している仕事が、自分にやって来ます。