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教員紹介

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大上 芳文教授 OGAMI Yoshifumi

所属学科
機械工学科
研究室
流体工学研究室
学位
博士

経歴概要

1982年3月 京都大学工学部機械工学科 卒業 1984年3月 京都大学大学院工学研究科修士課程機械工学専攻 修了  1988年3月 京都大学大学院工学研究科博士後期課程機械工学専攻 単位取得退学

研究について

研究分野・テーマ

効率的な流体運動解析法の開発と工学的応用

研究キーワード

数値流体力学、流体力学、工学的応用

研究概要

計算機やプログラム開発の研究が進み、複雑な運動方程式を数値的に解くことが主流となっていますが、依然として計算精度や計算時間に改善の余地があります。例えば燃焼を伴う乱流を扱う場合は、数百個の方程式を同時に扱う必要があるために、効率的な計算手法が必須となります。当研究室では、流れ場に固定された物理量を解析する方法(オイラー的手法)と、流体の動きに乗って解析する方法(ラグランジュ的手法)の両方について、効率的な計算アルゴリズムの開発を行っています。このような計算法の開発のみならず、それを用いた工学的な応用も行っています。具体的には「学生フォーミュラ-カーの設計」、「水中ロボットに関する研究」、「マイクロガスタービンの設計」、「流体中で自由に変形、運動する3次元の物体の研究」、「乱流の研究」などです。

  • 泳ぐホオジロザメの表面圧力分布。流体内の生物の運動のメカニズムや効率を解析すれば、工学的に応用できる。

インタビュー

研究者になったきっかけ

学生時代、卒業研究や修士の研究を行う中で、小中高大では習わなかったような問題に遭遇しても、自らの力で解を見つけなければならないということが多々あり、しかし、全く自由な発想で解を生み出すことが許されるのが面白く、自分に合っていると思ったからこの道を選びました。現在、流体力学が専門ですが、本当は学部時代に研究室を選ぶときに材料関係の研究室を希望していたのですが、希望者が定員より1名多く、私がじゃんけんで負けたので他の研究室(つまり流体力学の研究室)に配属になりました。あのときじゃんけんで勝っていたら、私はここにいなかったでしょう。

受験生へのメッセージ

大学受験合格がゴールではなく,大学入学後も新しい道が続きます.4年間で基礎的な科目から専門的な科目までを学習しますが,特に4回生になると研究室に配属され卒業研究を行います.そこではノーベル賞に繋がるような,あるいは全く繋がらないような,しかし学術的に重要な研究を行います.機械工学科の研究室の研究テーマは,他の先生方のページを見てもらえば分かるように,非常に広い領域に渡っています.受験生の皆さんは,こんな余裕はないかも知れませんが,ぜひ,入試合格後の進路について,どの研究室に入ってどんな研究をしたいか,大学院に進みたいか,将来はどんな企業に就職したいか,あるいは研究者として大学や企業で研究を続けたいかなど,なんとなくでも考えてもらいたいと思います。

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