下ノ村 和弘教授 SHIMONOMURA Kazuhiro
- 所属学科
- ロボティクス学科
- 研究室
- センサ知能統合研究室
- 学位
- 博士
経歴概要
1999年3月 九州工業大学 情報工学部 制御システム工学科 卒業 2004年3月 大阪大学大学院 工学研究科 電子工学専攻 修了
研究について
- 研究分野・テーマ
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視覚・触覚センサを中心としたロボットのセンシング・知能化技術
- 研究キーワード
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ロボットビジョン、画像センシング、センサフュージョン
- 研究概要
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ロボットが自動的に何か作業を実行するためには、対象物やロボット自身の状態、また、周囲の環境の状態を知ることが必要です。これらの情報を得るために、視覚や触覚のような、人間の感覚器に相当する機能、すなわちセンシングの機能を持つことが必要になります。本研究室では、特に、視覚センサや触覚センサ、およびセンサ情報処理技術について、研究を行っています。また、マニピュレータや移動台車、ドローンのようなロボットを用いて、社会の様々な課題を解決するための方法を提案し、その実現のために必要となるメカニズム、センシング・知能化技術、システム化技術の開発に取り組んでいます。
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高所作業飛行ロボットとオンボードカメラ画像
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触覚画像センサを用いたロボットによるネジ締め作業
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インタビュー
研究者になったきっかけ
実は、はじめから研究者になりたいと思っていたわけではありません。学生時代は、卒業後は民間企業に就職し、技術と人脈を身につけて、いつかは独立してベンチャー企業をやりたいと思っていました。独立して自分のやることを自分で決められる働き方に憧れる気持ちは強かったと思います。大学院修士課程で視覚センサの研究に取り組みましたが、面白いテーマで、次々と発展させるアイデアが思い浮かび、やってみたいことをどんどんやっているうちに博士課程まで進学し、卒業してポスドク(博士研究員)をやり、気が付いたら研究者と呼ばれる立場になっていたというのが正直なところです。これだと思ったことをとことんやってきた結果として、研究者という職業にたどり着いたように思います。