【中学軟式野球部】技と心にふれた最終日――Rookiesとの野球国際交流3日間が完結
【中学軟式野球部】アメリカのチームと交流プログラム(3日目)
8月3日(日)、国際交流プログラムの最終日となるこの日、午前は野球用具の製作現場を見学し、午後は立命館宇治のグラウンドで紅白戦とお別れ会が行われました。
3日間を通して生まれた友情と学びは、生徒たちの心に深く刻まれたことでしょう。
グローブ工場見学で知った「つくる人」の想いと技術
午前中、Rookiesの選手たちは奈良県三宅町にある吉川清商店(グローブ工場)を訪問。本校からも13名の生徒が同行しました。
奈良県三宅町は、かつて日本の野球グローブ生産の約9割を担った地域であり、1921年から続くこの産業は、2021年に100周年を迎えました。その中心的な存在のひとつである吉川清商店は、1952年創業の老舗工房で、大手メーカーへのOEM供給や自社ブランド「bro's」を展開し、少人数ながらも一貫した手仕事と高品質な仕上げで知られています。
見学では、実際の革の手触りや縫製工程を間近で見学したほか、縫い上がったグローブを裏返す体験も行われ、生徒たちは「道具がどれだけの手間と技術で生み出されているか」に驚いていました。単なる「用具」ではなく、「作る人の想い」が込められたグローブにふれることで、野球への向き合い方にも変化があったように感じられました。まさに、野球部版WOWプログラムとも呼べる貴重な学びとなりました。 そして何より、野球は選手だけでなく、道具をつくる人々や支える地域の方々も巻き込んで、多くの人をつなぐ「文化」であることに気づくことができました。
最後の紅白戦で全力プレーと全力笑顔
午後は本校グラウンドにて、交流の締めくくりとなる活動が行われました。
まずは、立命館宇治の選手たちが普段実施しているアップやキャッチボールドリルを紹介し、Rookiesの選手たちと一緒にトレーニング。中には、初めて挑戦するブリッジの動きなどに苦戦しながらも、真剣に取り組む様子が見られました。
その後、全選手を完全に2チームに分けて、特別ルールによる紅白戦を実施。お互いの好プレーには拍手、失敗にはアメリカ流の冗談やブーイングが飛び交い、国籍や学年を越えて楽しむ一体感ある試合となりました。
別れのセレモニー、そして「また来年」
試合後にはお別れのセレモニーが行われ、代表生徒によるスピーチでは3日間の思い出や感謝の言葉が交わされました。 そこには、「また来年、同じグラウンドで会おう」という自然な約束の言葉がありました。
最後はハイタッチとハグで別れを惜しみ合いながらの解散。この3日間で築かれた友情と信頼は、言葉では表せないほど深いものでした