World Youth Meeting 2025 (文部科学省後援) 国際会議で Grand Platinum 賞を受賞
2025年8月4日・5日、国際会議「World Youth Meeting(WYM)2025」(文部科学省後援)において、本校(立命館宇治高等学校)の代表チームが、最優秀賞のひとつである Grand Platinum 賞 を受賞しました。
World Youth Meetingとは
World Youth Meeting(WYM) は、1998年に始まり、毎年開催されている高校生・大学生対象の 国際会議(International Conference) です。日本の学校と海外の学校がペアを組み、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに協働でリサーチ・討議を重ね、英語による発表や対話を通じて、実践的なコミュニケーション能力と国際的な視野を育てることを目的としています。2025年度は、立命館大学びわこ・くさつキャンパスおよび日本福祉大学東海キャンパスを会場とし、国内外から多くの高校・大学チームが参加しました。
今年のテーマと本校の取り組み
本年度の共通テーマは SDG16「平和と公正をすべての人に」。この目標には国際的な武力紛争から、学校現場におけるいじめなど身近な問題までが含まれています。本校チームは、台湾・国立中山大学附属國光高級中学の生徒たちとペアを組み、オンラインによる共同作業を通して、次のような観点で発表を構成しました:
- 日常に潜む「気づかれにくい不公正」の事例
- 公正性が損なわれる背景にある社会的・制度的構造
- 学校や地域での防止・解決に向けた具体的なアクション提案
発表は英語で行われ、スライドや実例を交えた明快な構成と、質疑応答における論理的な応対が高く評価されました。
Grand Platinum 賞の受賞
本校チームの発表は、すべての参加チームの中から最優秀3チームにのみ贈られる「Grand Platinum 賞」 に選出されました。同賞受賞は非常に名誉ある成果であり、生徒たちの継続的な探究と、教員の指導の積み重ねによって実現したといえるでしょう。
ホームステイによる文化交流
大会期間中、台湾の生徒たちは本校生徒宅にホームステイし、授業や課外活動にも参加しました。言語や文化の違いを超えて交流を深め、互いの理解を深める大変貴重な機会となりました。本取り組みは高校3学年のEXプログラムの一環として企画・運営され、教員が主体となって参加生徒の選抜および指導にあたりました。国際教育の実践例として、今後の教育活動にも大きな示唆を与えるものとなりました。
本校は今後も、グローバルな課題に向き合い、世界に貢献できる人材の育成に力を注いでまいります。引き続き皆さまの温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。