『増間の昔話』
2018/08/10 公開開始

『増間の昔話』音声付き資料

『増間の昔話』の表紙  増間の昔話は千葉県の旧・安房郡三芳村の増間(ますま)の民話です。このCD/ウェブページにある音声付きの昔話は、三芳・方言の会のみなさんが地元の言葉で朗読した昔話を収録したものです。三芳・方言の会が2011年に刊行した『方言で語る 増間の昔話』をもとに朗読してもらいました。『方言で語る 増間の昔話』には『ちば—教育と文化』に2007年から2011年にかけて掲載された8本の昔話が収録されています。

 『方言で語る 増間の昔話』と収録した音声でずれがある場合は、収録した音声をCD/ウェブページ上の文字に反映させることにしました。音声には、全く修正を加えていないものと不必要なポーズを削除するなどの修正が施されているものがあります。

 それぞれの昔話について、方言のみのページと方言と標準語訳を対照させたページとカタカナ表記と標準語訳を上下に対応させたページ、そして逐語訳(グロス)付きのページを用意しました。方言のみのページでは 漢字仮名混じり文の方言の文章を載せています。このページには『方言で語る 増間の昔話』に掲載されていた山鹿公珠氏による挿絵を載せています。方言と標準語訳を対照させたページでは、方言の段落を左に配置し、対応する標準語訳を右側に配置しました。『方言で語る 増間の昔話』では、上段に方言の漢字仮名混じり文が配置され、下段に標準語訳が配置されていました。方言と標準語訳を対照させたページで方言と標準語を左右に振り分けたのは、横書きであるためです。なお、標準語訳は原則として『方言で語る 増間の昔話』にある文をそのまま使いました。ただし、誤字脱字は修正してあります。カタカナ・標準語訳ページでは、カタカナが方言の音声に対応します。標準語訳は『方言で語る 増間の昔話』の標準語訳と完全に同じではありません。形態素がなるべく一対一対応になるように修正してあります。標準語にある格助詞や準体助詞がない箇所は「(を)」「(の)」のように丸カッコで示しました。逐語訳付きのページでは方言の音声を音素表記し形態素分割したものに英語の逐語訳と(日本語の)標準語訳を付けてあります。

 全てのページで方言の音声を聞くことができます。朗読してくださったのは三芳・方言の会の 伊勢田照子氏、斉藤節子氏、原田茂行氏、樋口正規氏、藤平よし子氏、吉野充氏 です。ページの編集は佐々木冠が行いました。

 このページはインターネット上でも公開されています。下記の佐々木冠のホームページにあるリンクからアクセスできます。インターネット上のページは逐次改訂を加えていくつもりです。ご意見、お問い合わせ、誤りの指摘などがありましたら、佐々木冠まで電子メールをください。郵便物によるご指摘も歓迎します。郵便物の宛先も以下に示します。

佐々木冠のホームページ:http://www.ritsumei.ac.jp/~k-sasaki/
佐々木冠の電子メールアドレス([at]を「@」に置き換えてください。):k-sasaki[at]fc.ritsumei.ac.jp
郵便物の郵送先
〒603-8577 京都府京都市北区等持院北町56-1
立命館大学大学院言語教育情報研究科
佐々木冠

CDの表のデザイン(2018/07/23)


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