ニュース

【SSH】高校2年の生徒が第17回日本物理学会Jr.セッション(2021)で研究発表

2021.03.29

 2021年3月13日にオンラインで実施された日本物理学会Jr.セッションに高校2年生(SSGクラス)1名が参加しました。昨年12月に研究レポートを事前に提出し、審査の上でオンライン口頭発表に進みました。
 「不純物を含む氷の形成及び融解メカニズムに関する研究-NaCl水溶液を例として-」という研究タイトルで発表しました。一般に、水は氷る際には溶質が排除されて氷になる性質があります。NaCl溶液を一方向から凍結させた時に、どのような氷の構造になるのか、排除された溶質はどこに分布するのかを調べました。結果、冷やされる速度によって、NaCl溶液の凍結した部分の構造に違いが見られ、さらにその構造の崩壊に要する力の大きさの違いも測定できました。
 12分間の口頭発表後に10分間の質疑応答がありました。物理学会に所属している大学の先生方からの多くの質問をいただきました。発表生徒は研究をすべて始めから自分の力で行ってきたため、自信をもって答えることができました。また、次の実験につながるアドバイスをいただくことができ、大変有意義な発表となりました。

news_210329_1