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韓国Korea Science Academy of KAISTにて1週間研修

2013.04.05

2013年3月24日~30日実施

3月24日から30日まで、韓国釜山のKorea Science Academy of KAIST(KSA)で本校生7名が交換交流プログラムでの研修を行いました。KSAは韓国屈指の科学英才高校であり、その先進的な科学教育は世界的に有名です。KSAと本校は2006年に交流提携を締結し、以来、派遣と受け入れの交換交流を毎年行ってきています。また、本校で開催するJapan Super Science Fair にも毎年参加いただいています。

今回の研修内容は、KSAでの卓越したレベルの物理や化学の授業への参加と、本校生のために特別に準備されたSpecial Lectureが中心でした。化学の授業は、(1)熱化学反応とエンタルピー(2時間)と、(2)芳香族化合物の合成(2時間)がテーマでした。提示された問題を数人のグループで議論、その後代表が前へ出て板書し発表するという形態でした。本校生は1,2名ずつグループに加わり、一緒に勉強しました。物理では、電流の作る磁界中の磁針の触れる角度から地磁気を測定するという実験に参加しました。数学の特別授業「結び目理論」では、初めてのしかも難しい内容でしたが、最後にはかなり理解を深められました。天文学の特別授業では太陽から出る可視光スペクトルを測定し、太陽の元素を特定するという実験を行いました。科学以外にも、英語、芸術、体育の授業参加や、韓国語の基礎や文化・歴史を学ぶ特別授業もありました。3月27日には海雲台ビーチにある釜山の水族館や釜山東部の海岸にある海東龍宮寺を見学する校外研修を行いました。

本校生は寮に宿泊し、校内のカフェテリアで食事をとり、授業、課外活動と、英語でコミュニケーションをとりながら密度の濃い時間を過ごしました。KSAのバデイ生徒や教職員の皆さんはたいへん温かく心のこもった応対をしてくださいました。本校の7名の生徒にとってこの上ない貴重な経験を得た1週間となりました。

なお、7月中旬に今度はKSAから本校へ訪れてのプログラムが実施されます。