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SSH タイ Mahidol Wittayanusorn School 科学研修実施

2015.01.22

Super Science High School (SSH)
2014年度 SSH科学技術人材育成重点枠事業
Mahidol Wittayanusorn School 科学研修報告


タイ Mahidol Wittayanusorn School 科学研修を実施しました

 12月11日〜19日、タイ バンコク郊外にある本校の交流校、Mahidol Wittayanusorn Schoolにおいて科学研修を行いました。これは、今年度のSSH科学技術人材育成重点枠事業の一環として、SSHでの本校の連携校7校の生徒とともに実施した取り組みです。この事業では、国際舞台でのリダーシップ育成を目指し、連携校を含む8校から17名の生徒が参加して、年間を通していくつかの取り組みを行ってきました。その最後の取り組みとして、タイのMahidol Wittayanusorn Schoolでの科学研修を行いました。Mahidol Wittayanusorn Schoolはタイでトップの科学高校にとどまらず、世界有数の優秀な科学校であり、そこでの授業参加や校外学習、また、Mahidol生徒を交えての科学討論等を実施しました。

 参加生徒は、英語で授業を受けたり、各種の取り組みを行ったりする経験はもちろん、Mahidolの素晴らしい学習環境に大きな刺激を受けました。また、Mahidol生徒はただ優秀というだけでなく、参加した日本の生徒にとっては、学習の意義や将来へそれを活かす使命感等を強く意識させる生徒達です。生徒の感想の中にも「世界には多くの問題があり、それを変えるために私たちは今勉強をし、文化に触れ、学んでいます。この研修が終わって終わりではありません。私たちはこれを機にもっと前に進んでいかないとだめだと気付きました」「一番この研修で刺激を受けたのはマヒドールの生徒のモティベーションの高さです。自分たちの国を愛し、その国に貢献したい、そんな強い思いで勉強に打ち込んでいました。僕も次のステージを目指していこうと思うようになりました」等の感想が印象的でした。

 本校英語科の武田教諭による指導のもと、Mahidol生徒を交えての科学討論を行いました。意欲的に発言するMahidol生徒に押され気味ではありましたが、日本の生徒が深く関心を持っている原発等のテーマについては、日本の生徒の方が発言も多く、有意義な討論になりました。
 
参加生徒は、多くのことを吸収し、またMahidolの生徒との深い友情を育み、実り多い取り組みとして終えることが出来ました。