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SGH 高校3年GLコース SGH講演「ECCE HOMO(この人を見よ)」 呉同國氏の講演会を開催

2016.05.10

Super Global High School (SGH)
高3 GLコース SGHプログラム報告

高校3年 GLコース

SGH講演 「ECCE HOMO(この人を見よ)」

呉同國氏 講演会を開催しました


5月6日、防災教育団体D.D. for Japan代表の呉同國氏による講演会をGLコース3年生の生徒を対象に開催しました。呉氏は、東日本大震災を機に災害支援活動に関心を持ち、以来、様々な災害現場にて支援活動を行い、高校生ながらに同団体を創設されました。講演会では、呉氏が防災活動を始められたきっかけや、団体創設に至る思い、また防災活動のやり甲斐と使命について語られました。さらに、「自分だからこそできることは何か」「可能性は無限である」「人との出会い、出来事との出会いを大切に」という熱いメッセージを送られました。今回の講演会を通して、生徒達はそれぞれに世界の諸問題の解決に向けて何か行動を起こしたいと思えた機会となりました。また、解決への思いと行動に移すことの難しさというギャップや葛藤について振り返った時間にもなりました。日本や世界の諸問題に向き合った時、如何に考え、如何に行動するか・・・生徒達の思いや考えが何らかの形や行動となっていくことを期待しています。

 

 以下は、生徒の感想です。

 

D.D. for Japanとしての活動内容もそうですが、やはり高校2年生でそこまでの行動に移せたことがすごいと思います。私も今、興味のあることはたくさんあるけれど実際には何も行動に起こせなくて、もやもやすることばかりです。でも、今日のお話を聞いて背中を押されました。高校3年では今まで出来なかったことや、やったことのないことにも挑戦していきたいと思います。」

 

「高校2年生でD.D. for Japanを立ち上げたと聞いて、たくさんのことを感じました。呉さんがすごいというのもありますが、やろうと思えば限界はなく、年齢に関わらずにできることがある、ということです。呉さんがおっしゃっていた通り、今私達は世界の現状を知って、どうすれば良いのかということも考えているけれど、いざ行動(Action)には起こせずにいます。でも、今日の呉さんの話を聞いて、失敗を考えずに、今したいこと、助けたいこと、行動することが本当に大切だと思いました。今自分はまだ高校生だから、とか、失敗したら怖いから、などと考えて行動に何も起こさないのなら、何も考えていないのと同じなのではと思いました。ちゃんと自分の考えを行動に移すことが本当に大切なんだと本当に感じました。世界の貧困、難民、そして国内の災害問題などの解決策を考えて、高校生としてよりむしろ一人の人間として、その解決のためにできることを行動しようと思いました。呉さんの話を聞いてすごく勇気が出たし、これから自分が何をすべきなのかを深く考えさせられました。グローバルリーダーになるためには、もちろんコミュニケーション力もつけないといけないけれど、多くの視点から物事を見つめられる人にならないといけないと思いました。高校生活も残り僅かだけど、それを充実させて呉さんのようになりたいと思いました。」

 

「まず驚いたのは、中学生や高校生など若い世代でも組織を作ったり、活動に参加したりしているということです。僕たちには何かしようと思っても学校や塾があるからと「自分で限界を作って」諦めてしまいますが、よく考えると、防災などの問題についてしっかりと考えなければならないのは、自分達若い世代であるということを改めて実感しました。次に、グローバルリーダーについてのお話を聞いた時に、グローバルとは何かと質問があり、皆いろいろな解釈をしていると知って刺激を受けました。」

 

「今日は呉さんのお話を聞くことができ、とても有意義な時間を過ごせました。私が呉さんの話の中で一番心に残ったのは、thinkactionの大切さです。実は私は児童労働の問題についてとても興味があって、今、行動に移そうとしているところです。今年の夏にはインドに行って児童労働をしている子ども達を実際に見ようと考えています。確かに時間がなくて行動に移すのが本当に大変です。でも、今回呉さんのお話を聞いて頑張ってみようと思いました。」