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KSA of KAIST の生徒とともにSRセンター実習

2013.08.23

7月17日~7月18日実施

交換交流プログラムで本校を訪れていた韓国トップの科学高校であるKorea Science Academy(KSA) of KAISTの生徒10名が、本校のSSコースの生徒、立命館守山高校の生徒とともに7月17日と18日に立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)のSRセンターで、実験を含む実習を行いました。

1日目は、太田俊明SRセンター長と渡辺巌特任教授の事前講義、実験テーマ別のグループごとに講師の先生からの説明があり、その後、SRセンターの各ビームラインで実験、得られたデータの整理、その夜はエポック立命21に合宿し、翌日の発表準備を行いました。
実験テーマは以下の通りです。

  1. X線吸収分光法による2次電池正極材料の解析
  2. 光電子スペクトルによる物質中の電子の動き
  3. X線吸収分光法による生体試料中のリンの化学状態分析
  4. 軟X線顕微鏡を用いた微小物の観察
  5. 赤外線顕微鏡でタマネギの皮を視る
  6. X線リソグラフィー

2日目はコラーニングハウスⅡのプレゼンテーションルームにて、太田センター長、渡辺先生、各講師の先生方ご参席のもと、発表会を行いました。発表は英語で行われ、内容は相当高度なレベルでもあり、SRセンターの先生方から高い評価をいただきました。太田先生は講評の中で「高校時代に科学・技術を通してこうした国際的な取り組みを行うことは高校生にとっても国にとっても将来の財産になるだろう」と述べられました。この取り組みが参加生徒達の将来に活きることと期待しています。お世話になりました多くの方々に感謝します。