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高校3年生による「課題研究」成果発表会を実施

2017.02.03

SSH SGH
高校3年生による「課題研究」成果発表会を実施

2017.1.31
 1月31日(火)、高校3年生全員(MSコース除く)が取り組む「課題研究」の成果発表会が行われました。
 この課題研究の授業は、「自ら課題を設定」し、「自ら仮説を立」てて、調査研究に取り組み、そのプロセスや成果を発表する取り組みです。大学・社会で役立つ「自主性」や「探求力」を伸ばすことを目指して、高校2年から2年間で取り組んでいます。2年生前半ではデータ収集や分析、発表など課題研究に必要なスキルを学び、2年生の後半からは各自(あるいはグループ)が独自のテーマを設定して、約1年間にわたって研究を行います。この日は高校3年生による計276テーマの研究成果の発表が行われました。
 前半の口頭発表の部では,学年から選ばれた14テーマが2会場に分かれて研究成果のプレゼンテーションを実施しました。発表の中には英語で行われたものも多くみられました。
 後半のポスター発表の部では,計276テーマすべての研究ポスターを2Fのアトリウムに展示し,前半・後半に分かれて50分ずつ発表を行いました。また、あとに続く高2の生徒も聴衆および一部発表者として参加しました。
 助言者として学外からお越し頂いたスーパーサイエンス・ハイスクール(SSH)の運営指導委員の先生方からは「発表の中で使う、言葉の定義をもっと明確にしていこう」、「スライドをもう一段階分かりやすく工夫してほしい」、「もっと先行研究を調べる必要がある」等、大学進学を控えた生徒たちに対して、厳しくも暖かいコメントをいただきました。また、ポスター発表を中心に、公開授業研究会にご参加頂いた他校の先生方にも多数、見学頂き、それぞれ貴重なご意見をいただきました。
 「与えられたものをこなす」だけの生徒ではなく、「自ら課題を発見し、新しい価値を創造できる」人間を育てる学校に。
Beyond Bordersをめざす立命館高校の挑戦はまだまだ続きます。

 <口頭発表の部>

第1会場(CEコース、GLコース)文社国際系
 ① いじめは社会問題といえるのか
 ② 企業とロゴデザインの関係性
 ③ どのような人が方向音痴になりやすいのか ~その実態と解決策~
 ④ 著名作家の思考と条件 ~宮沢賢治・芥川龍之介から学ぶ~
 ⑤ 無視できない「虫」
 ⑥ How the Condition of Foreign Workers Should be Improved: Protection of Human Rights
 ⑦ The Problem of Garbage Mountains in the Philippines: Recycling and Possible Organization Model

第2会場(SSコース)理数系
 ① スマホの表面に潜む微生物
 ② 市販のシャボン玉液からわれにくいシャボン玉をつくる
 ③ 合成洗剤を使わずに汚れを落とす条件の研究
 ④ お琴を弾く美しさとは
 ⑤ カフェインの植物成長阻害作用に関する研究
 ⑥ 電池のリサイクル
 ⑦ ガウス加速器の最も効率的な加速の値の測定