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SGH 高1GLコース生対象SGH講演「ECCE HOMO(この人を見よ)⑧」吉川雄介氏の講演会を実施

2017.02.15

Super Global High School (SGH)
1GJクラスSGHプログラム報告

 

SGH 高1GJクラス生対象SGH講演「ECCE HOMO(この人を見よ)⑧

吉川雄介氏の講演会を実施しました

 

29日(木)、NPO e-Education海外事業統括でNPO法人 Colorbath 代表理事の吉川雄介氏による講演会をGJクラス1年生の生徒を対象に実施しました。吉川氏のご講演は昨年度に引き続き2度目となります。前回は23年生を対象に実施しましたが、早期からグローバルイシューへのより具体的な関心を喚起し、学習をはじめ諸活動に活かしてもらいたいとの思いから、今回は1年生を対象に実施しました。

世界の発展途上国に関する現状の確認から、そのひとつであるネパールを具体的に取り上げて、抱える貧困の深刻さについて、スライドを多く用いながらご説明していただきました。また、2015年に起こった地震の被害、吉川氏がどのようにしてネパールの支援を行っているのか、また、なぜそもそも支援活動をするようになったのか等、ご自身の詳細な来歴等も披露していただくことでより身近に考えることができました。それらは、生徒たちにとってキャリアのあり方について考えさせられる示唆に富むお話であり、最終的には、ネパールのことを考えることは翻って私たちが住んでいるこの日本について考えること、そして自分自身について考えることであるという再帰的認識に立ち返ることの重要性を語っていただけたと思います。

本校SGH活動では、今後もこのような機会を創出していきたいと考えています。


以下、生徒の感想文です(一部抜粋)

「支援をするというのはもっともなことだと思うが、重要なのは食料を与えることではなく、食料を得る方法を教えることだと思う。つまり自立のための支援ということだ」

「プレゼンテーションでは『言う』を目的とするのではなく、『伝える』を目的にするということ。そして、『本気を出す』ということ」

「話を聴いて何か少しでも自分にできることはあるんじゃないかなって元気ややる気をもらうことができました」

「吉川さんはものすごく楽しそうに『自分がこうしたい、ここをこんな形で助けたい』と常に考えてらっしゃるんだなあと、お話を聴いているなかで伝わってきました。…こんな気持ち・考えを持つことがまずボランティア・プロジェクトや支援の第一歩だと感じました」

「昨年の研修で出会ったネパールの震災孤児の言葉や、フィリピン研修で見たもの、私がずっと考えてきたこと、周りの人とは少し違っていましたが、同じようなことを考える人もいるんだと感じました。最近考えていたことは『かわいそうな人。お金をあげなくちゃ』では根本的解決には至らないということです」