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SGH 第3回玉川学園模擬国連大会TMUNに参加

2017.02.16

Super Global High School (SGH)
SGH取組報告

 

SGH 第3回玉川学園模擬国連大会(TMUN)に参加しました

  

24日(土)~5日(日)、玉川学園高等部主催の模擬国連に、2GLコースの生徒4名と1GJクラスの生徒2名が参加しました。

立命館高校では、SGHの取り組みの一つとして模擬国連に参加しています。各国の大使になりきって、国々の問題や、他国との交渉を行う模擬国連の学びは、実社会で必要とされる思考力・交渉力・問題解決力を育成します。

今回は初めて模擬国連を経験する生徒がいましたが、全員、事前学習や課題にしっかり取り組み、当日を迎えました。一日目は国際労働機駐日事務所(ILO)駐日代表の田口晶子さんによる「児童労働根絶のためのILOの活動」と題した講演を聞きました。また、外務省出身で、国連日本政府代表部一等書記官等を歴任された、田瀬和夫さんから、ビジネスの観点から児童労働撲滅を考えるというお話をしていただきました。児童労働や人権について、世界で活躍されている方々のお話を聞くことができ、生徒たちにとって本当に貴重な機会となりました。講演終了後も、生徒たちは積極的に手を挙げて、直接質問をしていました。二日目の会議では、カントリースピーチやアンモデに積極的に参加し、他校の生徒と意見を交わす姿が印象的でした。他校のSGHの生徒から刺激を受け、得るもの多い模擬国連になりました。

 

 以下、生徒の感想文です(一部抜粋)。

「今回の参加は私にとってはじめての模擬国連でした。今まで参加してきたdiscussionDebateとは異なり、何もかもが新鮮で私自身、非常に刺激を受けました。
 私たちは今回、トルコ大使を担当しました。下準備の時点で調べていると先進国と発展途上国の中間と書かれていたり、自国の学校の出席率の高さとは裏腹に難民の就学率の低さや児童労働の可能性が存在したりと、先進国と発展途上国の二極化が予期された今回で私たちはどの立場につけばいいのか、不安しかありませんでした。はじまってからも早々に多量の紙が回ってき、そのあとのアンモデでも緊張する暇もなく事が進み、グループ化され、あっという間に時間がたちました。初めての参加ということもあり、今回は自分の意見を少しでもWorking Paperに反映できたらいいなと思っていましたが、次回参加するときは、自らグループを作りWPを出したいと考えています。幸い、私には6月に模擬国連に参加するチャンスがあるのでそこでは今回の学びを活かし、挽回しようと思います。

 やはり今回の模擬国連では確立したリーダーシップと積極性が求められていると感じました。決して自分の意見だけを通そうとしても、そこには仲間はついては来ないし、他人の意見を聞き入れることも必要だと強く思いました。前日の勉強会で田瀬さんがおっしゃっていたように国益を求めることも大事ですが、それと同時にUniversal Valueも追い求めなければなりません。また、あの場で自分の意見をしっかり持ち、それをきちんと相手に伝えることも不可欠であると感じました。これらの今回模擬国連を参加することで学んだことは決して模擬国連だけで必要とされているのではなく、私たちが今、生きている国際社会全般で実際に求められているスキルであると思います。
2日間で経験したことを自分自身の今後につなげていけるよう、これで終わるのではなく努力し続けたいと思います。」