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SGH 始業式で東北復興防災研修報告プレゼンテーションを実施

2017.04.09

Super Global High School (SGH)
SGH研修での成果を全校で共有

SGH 始業式で東北復興防災研修報告プレゼンテーションを実施しました

 

48日(土)始業式で、12月に実施したSGH東北復興防災研修報告のプレゼンテーションを実施しました。

4度目となった同研修において、生徒たちが現地で被災された方々からお伺いしたお話、や実際に現地で感じたこと、また、自分たちの学校のある地域ではどのような災害が起こる可能性があるか、どのように自分たちの命を守ればいいかなど、全校生徒に伝えたいということを代表生徒3名が発表しました。生徒たちは研修終了以降、3か月近くに渉って事後学習を繰り返してきました。東北で受けた数々の衝撃、様々な事態を想定することの大切さ、帰京後調べた学校のある長岡京で起こりうる災害について知ってほしいという想いが生徒たちを突き動かしたようです。今回、研修後の報告が4月となったのは、上記の想いを形にするため、また校内で実施される避難訓練2日前の始業式で訴えることによって、1人でも多くの生徒たちに避難訓練に真剣に取り組んでほしいという思いからでした。発表では、研修の概要やどのような研修であったかはもちろん、被災地ではどのような被害があったのか、ご遺族・被災された方々のお気持ち、長岡京で起こり得る地震の規模や水害について、そこから今私たちが自分の命を守るためにできることを提案すべく、また、全校的な議論を巻き起こしたいとの想いからの発表でした。「災害は怖ろしく、どんな災害も起こる可能性はあるが、どのように対処すべきかという知識を持ってさえいれば怖くはない。この機会に、命を守るために何ができるかしっかり考え直してほしい」。プレゼンの最後でこのように締めくくりました。

学校長とも避難訓練の改善に向けて、第1回折衝をもつことができ、今後さらに具体化すべく、生徒たちの挑戦は続きます。

本校SGHの取り組みでは、今回のように、研修が一種のイベントで終わってしまうことなく事前・事後と学びを深めることを通して、将来社会に貢献できる人となってほしいと願っています。