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SGH 高校2年GLコース特別授業「“働くとは~Teaming @ Company~”」を実施

2017.05.20

Super Global High School (SGH)
高校2GLコース特別授業実施報告

 

 

SGH 「ECCE HOMO(この人を見よ)➂」

GL2年特別授業「“働くとは~Teaming @ Company~”」を実施しました

 

512日(金)23限、GLコース2年生対象に、立命館大学稲盛経営哲学研究センター客員研究員金井文宏先生によるGL特別授業「“働くとは~Teaming @Company~”」を実施しました。 

グローバル社会における多文化共生に欠かせないCo-Workのありかたについて学ぶ機会として、JAL(日本航空株式会社)再生の稲盛和夫 日本航空・京セラ名誉会長の精神・実践を学ぶことを通して、他者との協働(teaming)のあり方を考察するという企画です。考え方を変えることで働き方・組織行動が変わり、会社が変わっていく。社会にでてからはもちろんのこと、クラスや部活、生徒会活動等の現在自らが学校で置かれているコミュニティのなかで実践できるものでもありました。JAL破綻から始まった企業再生の取り組みを、再生メソッドということ以上に、破綻後のJAL社員がどのように働き方を変えていったのかに焦点をあてたものとなったことが、生徒たちにとって身近に感じられたようでした。特に再生の鍵となった企業理念について、「最高のバトンタッチ」「渦の中心になれ」等のJALフィロソフィを題材に疑似的にJALのミーティングを体験する内容となり、活発な意見交換が行われました。生徒一人ひとりの発言をきっかけにさらに話を展開していく金井先生の手法により、インタラティブな特別授業となりました。

 

以下、生徒の感想文です(一部抜粋)

「一番印象に残ったことは、会社は決まった型に社員が合わせていくのではなく、会社に勤めている人全員で会社をつくりあげていくということです」
「僕はこれまで会社にはどちらかというと特に良いイメージはなく、オフィスなどで決められた仕事を作業的にこなすだけのように思っていました。しかし、今回授業で紹介されたJALはそういうところではなく、働いている人一人ひとりが主体的に考え行動して、どうすれば効率が良いか、どうすればお客さんが喜んでくれるかということを目指していたのでとても新鮮でした。…今、部活では雰囲気が悪く後ろ向きの発言が多くなってしまっています。そういう雰囲気ではどんどん悪い方向に向かってしまうと思うので、自分が『渦中(ウズチュー)』になって雰囲気を前向きなものにしたいと思います」
「将来の就職希望先にと思っていたのもあって、今回お話しをたくさん聞かせていただけて本当に良かったです。ぜひANAの研究も聞きたいと思いました。JALフィロソフィの中の言葉はとても自分に響くものが多くて、自分もこの中の言葉を座右の銘にしようかと思いました。…会社においても個人においても愛されるということはとても難しいことだと思います。自分が愛されるためには自分が幸せでないと、周りの人へ向けて振る舞いができないので、まずそこをどうにかするために努力しなければなりません」
「認められたり、自分の存在が会社に必要だと思えることで、人は頑張れることを知った」
「良いサービスをするためには、まず会社内でお互いのことを知って、そのためにグループワークなどをしてコミュニケーションをとることが大切。また、マニュアル通りに接するのではなく、それ以上に自分たちで考えて判断することでお客様の印象にも残りやすいし、いいなと思ってもらえると思えるから、そういう面でマニュアルを越えた対応が必要になってくる」
「会社は生きていくために必要なところで堅苦しいイメージでしたが、JALはお客さんを楽しませるだけでなく、社員も楽しいイメージが今日のお話を聴いてもつことができた」