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ノーベル賞を受賞された白川英樹博士の記念講演を得て11月にJSSFを開催。生徒実行委員会も始動。

2017.06.22

 第15回となるJapan Super Science FairJSSF)を113日〜7日、SSH科学技術人材育成重点枠事業として開催します。今年のJSSFでは、ノーベル賞化学賞受賞者である白川英樹博士に記念講演を行っていただきます。

  白川英樹博士は、東京工業大学工学博士、筑波大学名誉教授、日本学士院会員であられ、「導電性高分子の発見と発展」により、2000年にノーベル化学賞を受賞されました。

白川博士の発見は、よく「プラスチックは電気を通さない」という常識を覆した発見と言われます。かつて、ペットボトルやスーパーの袋等に使われるナイロンといった高分子には電気は流れないと考えられてたのですが、そこに電気が流れることを発見したのが白川博士なのです。この導電性高分子は、今では、スマートフォンのタッチパネルやリチウムイオン電池など様々な分野に応用されています。

  JSSFでは毎年、生徒実行委員会が企画を検討し、開催に向けての準備を行います。今年も、自分達のFairを最高のものにしようと、生徒実行委員会が動き出しました。高校3SSGクラスからFairの大枠を考えるコアメンバーが組織され、4月から熱心に検討を重ねてきました。「これまでよりもさらに高いレベルのScienceを追求」「これまでで最高のホスピタリティー」を目標に、16名のコアメンバーは、JSSFの中心を担う高校2年・3年のSSGクラスの生徒達へ議論の結果を訴える集会を開きました。コアメンバー2名が8名程度の生徒へグループに分かれて熱心に思いを訴えました。皆が同じ思いでFairの準備に取り組もうとスタートラインに立ちました。生徒達は、今年からの新企画や、ワークショップの事前準備等、11月のFairまで忙しい活動を続けます。

今年のJSSFが大成功することを願っています。