2018.11.18

Super Global High School (SGH)
RSGF2018 ②

 

SGH　　Rits Super Global Forum (RSGF) 2018　実施報告　②

 

11月13日（火）～17日（土）にかけて本校で開催されているRits Super Global Forum（RSGF）2018。生徒たちと立命館の5日間の挑戦です…。

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2日目( DAY 2 ) 。この日のOne Day Field Tripは、附属校の強みを存分に活かしたもので、立命館大学びわこ・くさつキャンパス（BKC）で1日を過ごすことになった。まず、同大学食マネジメント学部准教授の吉積巳貴（よしづみ　みき）先生のキーノート・レクチャーで幕を開けた。非常にわかりやすく世界の現況をご説明いただき、SDGsに関わることをはじめ、これから議論を本格化していくうえで有益になるお話を多くいただくことができた。その後の質疑応答では尽きることのない応酬がなされ、生徒たちが学びに貪欲に、前のめりになっている様がありありと窺うことができた。

その後はフードバンク長岡京市の長谷川英毅様からは、その取り組みのご説明と、フード・ウェイストの観点を含めたエマージェンシー･フード（非常食）についてご説明いただいたのち、この日まで綿密に打合せをしてきたMCの生徒による英語での説明がされた。ランチタイムでは通常のメニューに加え、世界の宗教や文化を越えてすべての人々がともに食することのできることを目指した「SDGsカレー」が供された。これは立命館大学の学生組織であるSustainable Week実行委員会のメンバーのみなさんとRSGFとがコラボして実現した企画であった。同委員会とは、今年度に入り度々連携企画を実施してきており、今回は今年の「大学SDGs　ACTION!　AWARDS」（朝日新聞社主催）コンペでも優勝をし、数々の実績を誇るSDGsカレーをご提供いただくことができた。学生がSDGsとビジネスの可能性を開いたという点で、生徒たちにとっても等身大のアクションとして理解が進んだようでもあった。

午後からは、コンペ形式のワークショップで、”Making recipes related to SDGs”と題してSDGsを意識したメニューを創作するという取り組みを実施。1時間という持ち時間でグループ毎で考えたメニューを発表。SDGsをうまく取り入れているか、創造性、イメージ描画のビジュアル性、現実の課題解決にどれだけ寄与できるかという潜在性、そして人々への理解の明確性。これら審査のクライテリアをもとに審査員の方々がジャッジした。

その裏番組では、調理室をお借りしての和菓子づくり体験をおこなった。京都長岡京の特産品で竹の子を使った和菓子で有名な菓子処喜久春（きくはる）様の全面的なご協力のもと実現した。鮮やかな手さばきのデモンストレーションに息を呑む生徒たち。匠の技を手本として、どこまでできるか楽しみながら体験をし、舌鼓を打った。メニュー創作のディスカッションについては、吉積先生に加え、同大学食マネジメント学部の大和田和治教授にお越しいただき、ご助言をいただきながら議論をした。20グループのメニューから5チームに予備選考されたのち、5チームが全体の前でプレゼンテーションをし、優勝メニューが決定。会場は大いに盛り上がった。

そして、最後に一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト（GiFT） 代表理事 辰野まどか様にお越しいただき、ご講演いただいた。固有名としての私とSDGsとをどう「コネクトして」きたのか、そして私たちにもそれができるのか。自分史を語っていただきながらのパワフルな講演に、生徒たちは魅了された。

1日のスケジュールが終わり、この日は学校体験学習棟宿泊生徒も、ホストファミリー宅でお世話になっている生徒も京都駅周辺で夕食をともにし、楽しいひとときを過ごした。　

様々な仕掛けやねらいが詰まった濃密な1日が終わり、明日からディスカッション・メインの日々が幕をあける‥

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