カリキュラム ‐CURRICULUM‐

カリキュラム

‐CURRICULUM‐

2023年度からの新カリキュラムによる
さらに進化した教職大学院

教職研究科ではこれまでの教学の総括を踏まえ、さらに、新学習指導要領の導入、「令和の日本型学校教育」の構築に向けた学校制度・教員養成制度の改革の方向性などの最新事情を加味し、さらなる教学改革の検討を重ねてまいりました。
2023年度からは新たなカリキュラムを展開し、2年間を通した院生指導の一層の充実や、教科指導力の向上、教員採用試験対策の強化、オンライン受講導入による現職教員が学びやすい環境づくりなどの様々な取組を充実させることによって、引き続き、新しい学校づくりの中核を担う、多くのリーダーを輩出する教職大学院を目指します。

カリキュラム・ポリシー

教職研究科は、ディプロマ・ポリシーに示した教育目標達成のため、カリキュラムマップに示すように共通基本科目、専門実習科目、コース必修科目、コース共通科目から構成した、体系性と整合性の担保された教育課程を編成する。

つながる学び。
深まる理解。

1年次春学期

学びの基礎をつくる

共通基本科目の履修を通して、理論的教育、実務的教育の往還による学修を進め、教職大学院の学修に必要な基本的知識や学びの方法を獲得します。自身の実践的課題探究の基礎となるコースを選択します。「教育実践高度化演習1」では、自己の問題意識がどこにあるのかを明確にして、2年次に作成する「教育実践探究論文」を念頭に、自らの課題を設定します。また、夏期休暇の実習に向けた理論と実践の往還の方策を模索します。

※説明文の実習に関しては、ストレートマスターのパターンを記載しています。

1年次秋学期

学びをひろげる

大学の夏期休暇中、105時間(約3週間)の実習において、春学期の学びの内容を実践の場で確認します。その経験を踏まえ、コース科目の履修と「教育実践高度化演習2」での振り返りを通して、より学校現場での実態を意識した自己の研究テーマを明らかにします。

※説明文の実習に関しては、ストレートマスターのパターンを記載しています。

2年次春学期

学びをふかめる

245時間(約7週間)にわたる長期実習を行い、実習校や大学院での指導・省察の時間を通して、自らの実践や研究テーマについて、より深く検討します。実務家教員と研究者教員それぞれのゼミに所属し、指導・支援を受けます。

※説明文の実習に関しては、ストレートマスターのパターンを記載しています。

2年次秋学期

学びをまとめる

2年次春学期の長期実習をふまえ、「教育実践高度化演習4」において、実習の振り返りと理論化を行います。2年間の「理論と実践の往還」による学びの成果として、「教育実践探究論文」をまとめます。

※説明文の実習に関しては、ストレートマスターのパターンを記載しています。

※現職教員院生は、勤続年数により教職専門研修の一定科目が免除され、教員としての実務経験に応じた実践を行います。免除に関する詳細は「現職教員の方への支援」よりご覧いただけます。

(※1)修了要件の構造図

科目区分 修了要件単位配分
共通基本科目(6領域) 20単位以上 48単位以上
専門実習科目 10単位(*1)
コース科目 コース共通科目 12単位以上
コース必修科目 臨床教育コース 6単位
教育科学・学習科学コース 6単位
国際教育コース 6単位

(*1)学部新卒院生および教職専門研修の実習免除がない現職教員院生の場合
(*2)他コースの科目も受講可能としているが、修了要件への算入は不可

(※2)2年間の時間割モデル ≪学部新卒院生の場合≫

学年 時限 春学期 秋学期
1年次 午前 フィールドワーク
院生講師勤務 等
フィールドワーク
院生講師勤務 等
4~6限 共通基本科目 7科目14単位 共通基本科目 3科目6単位
コース必修科目 2科目4単位
教育実践高度化演習1 1科目1単位 教育実践高度化演習2 1科目1単位
通年科目 8~9月の3週間:教職専門研修1(1科目3単位)
2年次 午前 フィールドワーク
院生講師勤務 等
4~6限
(春学期は週1日)
学校教育実践研究(履修指定) 1科目2単位 コース共通科目(選択) 3科目6単位
授業開発研究(履修推奨) 1科目2単位 コース必修科目 1科目2単位
教育実践高度化演習3 1科目1単位 教育実践高度化演習4 1科目1単位
通年科目 4~6月の7週間:教職専門研修2(1科目7単位)