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過去を学び、未来を創る――広島で学ぶ平和研修(Peace Studies Seminar)を実施しました
2025年8月5日(火)から8日(金)にかけて、Peace Studies Seminar(本学部の英語開講科目)の一環として、広島で研修を実施しました。
この国内研修プログラムでは、太平洋戦争や原爆の歴史をフィールドワークから学び、平和構築への貢献方法を探ることを目的としています。
今年度は小林主茂先生が研修をコーディネートし、広島で多様な活動が行われました。
14名の参加学生は、専攻や国籍を問わず集い、広島平和記念資料館の見学、原爆死没者慰霊祭への参列、国連訓練調査研究所(UNITAR)主催のシンポジウム参加、さらにジョージタウン大学の樋口敏広准教授とのディスカッションに参加しました。
これらの経験を通じて、学生達は核兵器の脅威を改めて実感し、平和への理解を深めました。
また、UNITARの職員との交流を通じて、国際機関での平和構築活動の現場に触れ、自身のキャリアについても考える貴重な機会となりました。
特に「爆80年の今、広島から世界へ若者が提案する核兵器廃絶・平和への道」をテーマに行われたシンポジウムでは、未来の安全保障について真剣に考えるきっかけを得ました。
原爆慰霊祭では、参加者全員が平和な未来への祈りを捧げ、二度と同じ悲劇が繰り返されないことを誓いました。
本研修は、大学の中では得られない、過去の悲惨な歴史から学び平和について深く考える機会として、参加した学生にとって印象深い経験となったに違いありません。
本学部は今後もこのような研修を通じて、過去の歴史にしっかりと向き合いながら、未来を見据えた考え方を持つ学生の育成に力を入れていきます。
ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチアでの海外フィールドワークを実施しました(渡邉松男ゼミ)
チュラロンコーン大学との交流会を開催しました。
タイ・バンコクにあるチュラロンコーン大学から、学生18名・教職員4名が来日し、国際関係学部の学生との交流会を開催しました。
本学部では、石川幸子先生のコーディネートにより、将来国際機関で働くことを目指す学生を対象に、タイにある国際機関や大学を訪問し、ディスカッションやワークショップを行う「バンコク国際機関研修」を2023年度より実施しています。
この研修の一環として、これまでの2年間にわたりチュラロンコーン大学を訪れ、同大学の学生や教職員と共同ワークショップを実施してきました。
今回は、これまでの交流を踏まえ、チュラロンコーン大学の日本訪問に合わせ、本学にお迎えし、再会と新たな交流の機会創出を目的とした交流会を開催しました。
本学部からは、今年度に本研修に参加する学生と、過去に参加した学生の計24名が参加し、チュラロンコーン大学の学生と意見交換やグループワークを行いました。
当日は、京都とバンコクに共通する課題として「オーバーツーリズム」をテーマに、立命館大学文学部地域研究学域地域観光学専攻の小野真由美先生より、“Tourism and Culture in Japan: Current Issues and Future Prospects”と題した講義を実施いただきました。
その後、両大学の学生が混合グループに分かれ、「オーバーツーリズム解消に向けた解決策」についてディスカッションを行い、各グループでアイデアを発表しました。
限られた時間ではありましたが、学生たちはすぐに打ち解け、京都とバンコクそれぞれの視点から活発に意見を交わす姿が見られました。
交流会の終わりには、チュラロンコーン大学の学生がタイの伝統舞踊を披露してくれ、参加者全員で文化を共有する貴重な時間となりました。
本学部では、今年度9月に実施予定のバンコク国際機関研修において、再びチュラロンコーン大学を訪問し、学生同士の交流の機会を設ける予定としています。
2025年度春学期 西園寺記念奨学金・+R学部奨学金の授与式を行いました
・2024年度秋セメスターの成績優秀者を対象とした「西園寺記念奨学金」
・学部教学に関連する取り組みにおいて優れた成果をあげた学生を対象とした「+R学部奨学金」
授与式では森岡学部長からの祝辞の後、1人ずつ証書が授与されました。