立命館大学
創立110周年Webサイト RS WEB
立命館学園創立110周年

イベントレポート

理工リサーチオフィス(グローバル・イノベーション研究機構)

R-GIRO食料研究拠点シンポジウムを開催

12月3日(金)、立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)食料研究拠点シンポジウム「食料輸出立国を目指した先進的アグリ技術と立命館大学」をびわこ・くさつキャンパス(BKC)で開催しました。

今回のシンポジウムは、食料自給率の低下や耕作放棄地の拡大、TPPなどによる農業関税の撤廃など、日本の農業や食料生産の行く末が問われているなかで、日本農業のポテンシャルを生かした「食料輸出立国」を目指して、農業をめぐる動向を学び、本学での農業や食料関連の研究の紹介を行うとともに、先進的な産・農・学・官の連携を深めることを目的に開催されました。

キヤノン・グローバル戦略研究所 研究主幹 山下一仁氏による基調講演や本学教員の研究活動の紹介、若手研究者による研究発表、農事組合法人伊賀の里モクモク手作りファーム専務理事・吉田修氏の講演等が行われ、企業関係者、農業生産者、研究者など約130人が参加し、盛況のうちに幕を閉じました。





スポーツ健康科学部

国際シンポジウム「身体活動が未来を拓く」開催

10月23日(土)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、学園創立110周年・スポーツ健康科学部・大学院同研究科開設記念として国際シンポジウム「身体活動が未来を拓く」を開催しました。

シンポジウムでは、基調講演としてワシントン大学教授でもあるジョン・ホロッツィ立命館大学客員教授が「身体活動と高齢者の健康」について講演。ホロッツィ教授は、腹部肥満症候群についてエネルギー摂取やインスリン抵抗性などの視点から講演を行いました。

次いで「スポーツ健康科学から社会への貢献」というテーマで、ペンシルベニア州立大学准教授のジム・パウェルツィク氏(宇宙飛行士)、テキサス女子大学教授のヤン・フー・クワン氏、世界保健機関(WHO)技官のエディ・エンゲルスマン氏、田畑泉スポーツ健康科学部長がシンポジウムを行いました。

パウェルツィク氏は、火星などへの人類の惑星探索を実現するための技術的科学的障害について語った。さらに、宇宙旅行の有害効果軽減のための運動の役割についても言及しました。

クワン氏は、ゴルフスイングをバイオメカニクスの観点から分析し、今まで以上に細かい分析をすべく、3次元3重振り子アプローチを示しました。

エンゲルスマン氏は、身体活動の不足による疾病を危惧し、WHOの国際的役割の拡大について述べました。

さらに、田畑スポーツ健康科学部長は、健康増進や生活習慣病の予防と改善に関する実践的かつ理論的研究の成果と、スポーツにおける競技力向上のために積み重ねられてきたトレーニングに関する研究成果の両者をうまく融合し、より高いレベルでの科学的根拠が提示されるべきだと主張しました。また、それをスポーツ健康科学部で実現したいとも述べました。

参加した130名は、各講演者の話に聞き入っていました。

午前中には、国際シンポジウムに先立ち、小・中学生を対象に「宇宙飛行士になるために大切なこと」というテーマでパウェルツィク氏が講演しました。講演には、多数の小・中学生と保護者が参加し、パウェルツィク氏が用意した宇宙の映像に見入っていました。

また講演終了後には「宇宙飛行士になるために一番大切なことは?」との問いに対し、パウェルツィク氏は「理科と数学をしっかり学び、興味があることをだれにも負けない自分の専門分野にすること、そして、自分の知識を他の人と共有すること」と話しました。

質問した小学生とハイタッチするなど終始和やかな雰囲気で進み、参加した小学生たちは、宇宙への夢をふくらませていました。

基調講演の様子
シンポジウムの様子

「宇宙飛行士になるために一番大切なことは?」講演の様子

立命館グローバルイノベーション研究機構/歴史都市防災研究センター(人文社会リサーチオフィス)

「第4回 夏休みにみんなでつくる 地域の安全安心マップコンテスト」開催

歴史都市防災研究センターでは、環境教育の中で特に地域に根ざした防災・安全教育に着目し、地域の安全安心マップコンテストを2007年度より実施してきました。近年、地震や集中豪雨などの自然災害、交通事故など、身近な地域で発生する問題・不安感に対して、本コンテストでは、地理的な情報を表現し整理する際に有用なツールとなる「地図」を作成することで、子どもと大人が地域の安全安心について一緒になって考え、関心を高めてもらうことを目的とし企画しました。
対象は、全国の小学生とその保護者を1組とし、また地域や学校での取り組みを推奨することから、グループでの参加も歓迎しています。今年度は(財)地理情報システム学会との共催であることから、地理情報システム学会特別賞を設け、学内外の教員で構成する審査委員会にて、厳正かつ公正な審査を行ない、作品応募総数96点(200名)の中から、計12点(27名)の入賞作品を選定しました。(実施期間:2010年8月25日(水)~10月23日(土))
表彰式は(財)地理情報システム学会の主催である第12回日韓GIS国際シンポジウムの冒頭にて執り行なわれ、表彰状を授与される児童は300人を超えるシンポジウム参加者から称賛され、会場は大盛況となりました。その後、歴史都市防災研究センターに会場を移し、入賞作品の紹介や受賞者に対して副賞を贈呈しました。
表彰式以後、応募者による取り組みの成果を広く地域の方々に知っていただくことを目的とし、入賞作品・応募作品の一部を約3ヵ月間、歴史都市防災研究センター内の展示ルームにて一般公開します。

   
 

衣笠総合研究機構/地域情報研究センター(人文社会リサーチオフィス)

保津火祭りにおける竹炭作りと炭素貯留野菜販売を通じた二酸化炭素削減事業PRを実施

10月20日および21日に行われた保津秋祭り(火祭り)において、立命館大学「学園創立110周年」記念事業として、竹炭作りと炭素貯留野菜の販売を通じた亀岡カーボンマイナスプロジェクト事業のPRイベントを、実施致しました。20日午後から、保津町の方々と共に本学のPRブースの設営(図1参考)および製作を依頼した竹灯篭に立命館のロゴのシールを貼与し配置、午後6:00から竹灯篭を点火(図3・4参考)しました。


図1:保津町民とのPRブース設営の様子(設営後)
図2:竹灯篭設置の様子

図3:点火した竹灯篭
図4:点火した竹灯篭(110周年ロゴ付き)

翌日の21日(木)午前から野菜販売(図5参考)(野菜販売の仕入れ等「農業組合法人ほづ」と共同で行い、企画を実施した。)及びアンケート調査を実施しました。その後竹炭焼きを行い、午後6:00にすべての内容は終了しました。


図5:炭素貯留野菜の販売の様子
図6:竹炭焼き(炭化後)

今回用意したPRブースには多くの人々が集まり、亀岡カーボンマイナスプロジェクトの取り組みを説明するパネルを読んだり、我々の説明を熱心に聞いてくださいました。特に展示した竹灯篭は非常に反響があり、来年もぜひ取り組んでほしいという喜びの声を多々いただきました。

立命館慶祥中学校・高等学校

「立命館地下鉄ミュージアム」(R‐Metro museum)を実施

10月18日から10月31日にかけて、立命館慶祥中学校・高等学校の通学のメイン路線である札幌市営地下鉄東西線にて、1編成の車両を丸ごと「博物館」に見立て、ポスター枠を独占し、500枚規模のポスターを掲出しました。

「立命館学園110周年記念」にあたり立命館の「歴史」と先進的な取り組みを紹介すると同時に、本校からの社会に対する「メッセージ」を発信する内容のものもあわせて掲出しました。

この地下鉄車両独占企画は、様々な反応、話題を呼び起こし、本校生徒・保護者や教職員には学園の一員としての誇りと自覚、また、北海道民の立命館への再認識とブランド浸透を図ることができました。


車両内を独占したポスター
車両側面の広告

BKC3リーグ連合

サッカーの楽しさ伝えたい 学園創立110周年学生企画 BKCサッカーリーグ「立命館サッカー教室 in BKC」実施

10月17日(日)、びわこくさつ・キャンパスにて、学園創立110周年学生企画・BKCサッカーリーグによる『立命館サッカー教室 in BKC』を実施しました。

この企画は、野球・サッカー・フットサルの各BKCリーグ運営委員会によるBKC3リーグ合同企画の一つ。BKCサッカーリーグはBKCに登録しているサッカーサークル11チームから成り、各チームから1名リーグの運営委員を選出しています。このサッカー教室には、リーグの運営委員会に加え、リーグに所属する各チームからもコーチとしてたくさんの学生が参加しました。またサッカー経験のある、BKCフットサルリーグの運営委員も応援に駆けつけました。

当日は、地域の小学校1年生から6年生までのサッカー経験者・未経験者含め約90名が参加。

最初の挨拶や注意事項の連絡の後、会場であるクインススタジアムを2つに分け、経験者・未経験者それぞれのメニューでサッカー教室を開始しました。

未経験者には、できるだけたくさんボールに触れられるような練習メニューを用意。まずはボールの蹴り方の説明から始まり、2人1組でのパス練習、チーム対抗のドリブルリレーなど、子どもたちは歓声を上げてボールを追っていました。

経験者の方は、5、6人でチームを作り、大学生コーチも交え、ドリブルやヘディングの練習を行いました。数人で手を繋いで円を作り、落とさないようパスする練習では、他のチームに負けないよう大きな声でカウントしながらボールを繋ぐ姿も見られました。

最後にミニゲームを行い、経験者も未経験者も、時間いっぱいまで大学生とのサッカーを楽しみました。参加した小学生の保護者は、「コーチをしてくれた大学生がみんな明るくて優しく教えてくれるから、本当に子どもが喜んでいる。これからも続けていってほしい。」と話していました。

約90名の学生が参加した
円をつくってパスの練習

記念撮影の様子

環シスごみ騒動

学園創立110周年学生企画 環シスごみ騒動「BKCごみ組成・分別率調査」実施

10月16日(土)、びわこくさつ・キャンパス(BKC)にて、学園創立110周年学生企画・環境システム工学科4回生を中心とした有志団体「環シスごみ騒動」による『ごみ組成・分別率調査』を実施しました。

BKCでは、毎日約260 袋(3 トン相当) のごみが排出されている。ゴミ箱は「もやすごみ」「プラスチックごみ」などに分けられているが、分別が徹底されておらず、クレオテック職員が再分別を行っています。

今回のごみ組成・分別率調査は、これまで袋数でしか把握されていなかったごみの組成を詳しく調べ、ごみの減量方法を考える際のベースにすることを目的として行いました。

当日は、26名が作業に参加し、リヤカーをひいてキャンパス内のごみを収集し、35種類に分類してごみの種類、量を調査しました。

今後、詳しい分析を行い、結果をまとめていき、学園祭では環境イラスト展や、キャンパス内の分別を促進するための、ゴミ箱分別ラベルの作成する予定です。
【活動に興味関心のある人は、下記連絡先まで】

環シスごみ騒動 ml-gomi110@ml.ritsumei.ac.jp




ごみ組成・分別率調査の様子
集合写真

理工リサーチオフィス(グローバル・イノベーション研究機構)

学園創立110周年記念企画「R-GIRO水・環境研究拠点シンポジウム」を開催

10月15日(金)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて、立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO) 水・環境研究拠点シンポジウム「持続可能社会の水・環境技術と立命館大学」が開催されました。

気候変動の影響を受けて、ますます水の偏在化が進行してゆく今日、このシンポジウムは、安全で安心できる持続可能な水供給に向けた地球規模での取組み、および本学での研究活動の紹介、また、公共施設や水ビジネスの提案などについて産官学の交流を深めることを目的としていています。
機構長代理の村上正紀・立命館副総長が開会の挨拶のあと、第一部では、モンテ・カセム・立命館副総長が「無理、無駄、ムラ」の三つの視点から、母国スリランカの具体例を取り上げながら世界の水資源を取り巻く環境について基調講演を行いました。

第二部では、中島淳・理工学部教授と川村貞夫・理工学部教授から、本学の研究活動についての紹介がありました。

中島教授は、環境工学・サステイナビリティ学分野における研究紹介として、水環境工学、特に水処理や水マネジメントに関係する研究について講演をされ、川村教授は「水中・海中資源の保全と開発を目的とした高機能水中ロボット開発」について講演されました。

その後、「若手研究者による研究発表」として、17名の研究者によるショートプレゼンテーションとポスターセッションが行われました。

第三部では、企業活動紹介として、荏原エンジニアリングサービス株式会社常務執行役員の岩泉孝司氏が日本と世界の水ビジネスについて講演されました。

岩泉氏は荏原エンジニアリングサービスの紹介をした後、世界の水事情、今後の水ビジネスの方向性について語られました。

シンポジウムには約170名が参加し、それぞれの研究発表に聞き入っていました。

R-GIROのシンポジウムは、今後も定期的に開催される予定です。ご期待ください。



講演の様子
ポスターセッションの様子