立命館大学
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立命館学園創立110周年

イベントレポート

一貫教育部(附属校)

立命館の附属校が集結! 学園創立110周年・APU開学10周年企画 「立命館フェア in みやこめっせ」を開催

9月26日(日)、みやこめっせ(京都勧業会館)において、学園創立110周年・APU開学10周年記念企画「立命館フェア in みやこめっせ」を開催しました。

「立命館フェア in みやこめっせ」は、立命館の附属校5校が京都に集結し、児童や生徒のパフォーマンスや作品を一堂に展示する企画。会場はステージ企画、国際教育、サイエンス教育、映像制作、芸術作品、大学(学部・研究科)紹介、附属校入試相談等のゾーンに分けられ、様々な企画を行いました。

オープニングセレモニーでは、小学校の児童によるチアリーデイングや合唱を行い、朝から会場が一杯になりにぎやかに始まりました。立命館フェアのメインであるステージ企画では、卒業生企画として、立命館高等学校・立命館大学卒業生であるロボットクリエーターの高橋智隆氏の講演会を行いました。高橋氏が自身で手掛けたロボットのエボルタ君やヒューマノイドロボット・ロピッド君を披露すると、訪れた子どもたちから歓声があがりました。高橋氏は「これからの時代に求められる人は、面白いことを考えて、実行できる人。みなさんには、豊かな発想力を持つようになってほしい」と集まった子ども達に語りかけました。

また、各校の児童・生徒が制作してきたロボットを披露するRits ROBOT Competitionも行い、高橋氏と水中探索ロボット湖虎(CoCo)を紹介した川村貞夫・理工学部教授が審査を行いました。立命館小学校、立命館中学校・高等学校、立命館宇治中学校・高等学校、立命館慶祥中学校・高等学校、立命館守山中学校・高等学校の児童・生徒が、チアリーディング、ボランティア研修・海外派遣・国際交流の成果、研究活動、音楽演奏、合唱など日ごろの勉強の成果や課外活動での取り組みを発表しました。

国際教育ゾーンでは、立命館宇治高等学校の生徒による小学生向けの「英語で体験!」講座を実施し、サイエンス教育ゾーンでは生徒が制作したロボットやバイオカートを披露しました。芸術作品ゾーンでは、立命館に通う児童・生徒の絵画や書道の作品も展示しました。

当日は約2800名が来場。来場者は和やかな雰囲気の中、立命館附属校5校の児童・生徒の発表を楽しんでいました。


力強い太鼓の音が鳴り響いた 高橋氏の講演の様子

会場には多くの親子連れが訪れた

歴史都市防災センター

立命館大学G-COE・イコモスICORP共催  国際シンポジウム「文化遺産の価値をどう守るか:危機管理計画と災害復旧」

9月26日(日)、立命館大学歴史都市防災研究センターのカンファレンスホールにて立命館創始140年・学園創立110周年記念 立命館大学・イコモスICORP国際シンポジウム「文化遺産を災害からどう守るか:防災と災害復旧」を開催されました。

今回のシンポジウムは、今年1月のハイチ大地震をうけ復旧過程における文化遺産の保護および防災を考える場としてもうけられ、そのためイコモス文化遺産防災国際学術委員会(以下、ICORP)委員等の国際的専門家とともに、文化遺産を守るために災害復旧という観点を含めた防災について京都および世界の現状を検討し、今後の課題や取り組みの指針を京都府市民および世界に発信することを目的に、開催されました。

 会議の開催にあたり、GCOE拠点リーダである大窪健之立命館大学教授より会議の目的や趣旨に関する説明があり、その後、講演およびパネル・ディスカッションが続きました。

 まず、イコモス会長のグスタヴォ・アローズ氏よりハイチ大地震からの教訓として防災対策の必要性(保護体制、防災シナリオ策定など)と、今後の世界的大災害の復旧過程におけるICORPの活動の重要性が述べられ、続いて立命館大学歴史都市防災研究センターの土岐憲三センター長より、京都におけるこれまでの文化財防災への取り組みと、次世代へ新たな文化を遺すことを目的としたプラットフォームの設立が紹介されました。

ユネスコ・ニューデリーの千葉茂恵氏からは途上国における危機管理防災の実施にあたっての問題点やユネスコを含めた支援する国際機関における課題が述べられ、ユネスコチェアーホルダーである益田兼房立命館大学教授からは、9月13日より2週間にわたって開催された国際研修2010の成果報告が行われました。

 パネル・ディスカッションは益田兼房教授を司会とし、パネリストであるロヒト・ジグヤス氏(ICORP会長)、邱上嘉教授(国立雲林科学技術大学前副学長)、砂原秀輝氏(教王護国寺総務部長)、スー・コール氏(ICORP副会長)から、それぞれの立場での文化遺産防災への取り組みについて報告されました。

 それを受けた参加者との間で、文化遺産保護におけるコミュニティとの結束、文化遺産の状況にあわせた危機管理計画の策定、専門家間での情報共有の必要性が議論され、最後に、益田兼房教授より今後ICORPが世界的な大災害に備えて担う役割、およびその活動を支える文化遺産防災の国際的情報交換WEB網の設立について、参加者への協力が呼びかけられ、本会議は終了しました。

なお本会議は、イコモス文化遺産防災国際学術委員会との共催であり、外務省・文化庁・日本イコモス・京都府・京都府教育委員会・京都市の後援を頂いて開催されました。また、文部科学省グローバルCOEプログラム 立命館大学「歴史都市を守る『文化遺産防災学』推進拠点」(以下“GCOE”)の一環として実施されました。


講演の様子 質疑応答

パネル・ディスカッションの様子 参加者による記念撮影

BKC3リーグ連合

子供たちが大熱戦学園創立110周年記念学生企画「第2回立命館杯争奪学童軟式野球大会」を開催

9月19日(日)・20日(月・祝)、矢橋帰帆島公園にて、第2回立命館杯争奪学童軟式野球大会を開催しました。これは、学園創立110周年記念学生企画の1つで、野球を通じて大学生と小学生、地域の方々との「つながり」を目的として開催したものです。大会には草津市内の少年野球チーム14チームが参加しました。

この大会は、草津市の後援で行われ、来賓の橋川渉氏(草津市長)は、開会式で「皆さん、全力を尽くして頑張ってください」と挨拶しました。また2009年度優勝チームの新常盤ドラゴンズより優勝カップ返還を行いました。選手宣誓では、赤堀博範さん(中主小学校6年生)が「野球が出来る喜びを感じ、選手全員が全力でプレーすることを誓います」と力強く宣言しました。

大会は14チームが4つのブロックに分かれてリーグ戦を行い、各ブロックの1位チームが翌日の決勝トーナメントへ進む形式で行いました。

決勝では、リプルスジュニアと2009年優勝した新常盤ドラゴンズが対戦。試合は、新常盤ドラゴンズのピッチャーが、連投にも関わらず力強いピッチングでリプルスジュニア打線を3-0で完封し、新常盤ドラゴンズが2連覇を果たしました。

その後の表彰式では、上位4チーム に賞状とメダルが渡され、互いの健闘を称えあいました。また、優勝チームには草津市長賞も授与されました。

今回の大会を主催したBKC野球リーグ運営委員会委員長の川村幸輔さん(理工学部3回生)は「第2回大会を無事に開くことができて大変うれしく思っています。いろいろな方のおかげで成り立っている大会なので、協力してくださった方々に感謝しています」と語りました。


青空の下、大接戦! 少年野球チーム14チームが参加した

新常盤ドラゴンズが2連覇!!

文学部

立命館創始140年・学園創立110周年記念 京都学連続講座「京」の伝統と歴史文化への誘い〜立命館京都学の発信〜を開催

9月11日(土)、衣笠キャンパスにて、京都学連続講座「京」の伝統と歴史文化への誘い〜立命館京都学の発信〜の第第1部(京の審美眼)を開催しました。この講座は、立命館創始140年・学園創立110周年記念企画として、京都の歴史・文化・芸術など、様々な観点から京都を解説するという趣旨で,、全4回を通して開催します。

今回の講座では、前半は「京都イメージは幻想か」というテーマについて、中本大・文学部教授が、京都らしさを要求されるジレンマ、古今和歌集と京都文化、その背景となった源氏物語などについて講演しました。中本教授は「源氏物語など、歴史上の作品にある京都のイメージを考察すると、ある一定のイメージに結びつく。それが京都を考える上での基本認識となる」と述べました。

後半では、瀧本和成・文学部教授が、「水上勉と京都」をテーマに、作家の水上勉が京都という場所に影響を受けたのかについて考察しました。講演では、作品を鑑賞しつつ、その世界に触れていきました。また、作品の描写も各観点から考察し、作品としての理解を深めました。

今回の講演は、文学部の卒業生をはじめ地域住民の方など150名を越える多くの方が来場され、それぞれの講師の話に聴き入っておられました。

次回の京都学連続講座の開催は10月9日(土)の予定です。


中本教授による講義の様子 会場の様子