立命館大学
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立命館学園創立110周年

イベントレポート

衣笠図書館サービス課

立命館創始140年・学園創立110周年記念企画 『白川静文庫開設記念展

●実施日程
展示期間:2010年5月10日(月)~6月24日(木) 46日間
        平日 午前9時~午後5時
        土日 午前10時~午後5時
展示会場:衣笠図書館1階(1F展示コーナー)

●実施団体
衣笠図書館サービス課

●来場者人数
来場者人数 1,536名 (学生 580名 一般 956名)

●企画の実施報告
本学は、故白川静立命館大学名誉教授のご遺族より、先生の蔵書・原稿類の寄贈を受け、2年余りをかけて整理を行い、白川静先生のご生誕100年という記念すべき年に、『白川静文庫』を開設の運びとなりました。同文庫には蔵書や直筆原稿など約1万8千点が収められており、漢字文化の成立と歴史を踏まえ用法を開設した『字通』の原稿や古代中国で甲骨や獣骨に書かれた甲骨文字を写し取ったトレース紙などの貴重な資料も含まれています。同文庫の開設を記念し、立命館大学図書館と立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所は、立命館創始140年・学園創立110周年記念企画として、『白川静文庫開設記念展』を、白川静先生の学問と生涯をテーマに開催しました。展示内容としましては、「写真と書物で辿る白川静先生の学問と生涯」(29点)、「研究者として」(31点)、「教育者として」(5点)、「海外への学問の広がり」(13点)として、それぞれのブースに資料およびパネルを展示、また、白川静先生の生涯を紹介したビデオ上映も行いました。来場者へは、リーフレットを作成し、展示リストとともに配布いたしました。

会期中の5月18日(火)には、白川静先生の出身地である、福井県の西川知事が本学のリレー講義に来られた際にご来場いたただきました。そのほか、一般の来場者としては、遠方よりこの展示を目的として来られた方も多数ありました。一方で、学生の中にも、展示コーナーに設置した白川静先生の著書を毎日のように読みに来る学生も見受けられました。このように、来場者の多くは、長時間にわたって白川静先生の著書やビデオなどをご覧になっていかれるのも特徴点といえると思います。ことに、展示期間中に開催されたホームカミングデー当日(6/6)は704名の来場者があり、一時的に、会場に入れない入場者もある状態でした。来場者総数は、46日の期間中で1,536名に達し、記念すべき1,500人目の来場者は、白川静先生の中学の時の教え子で本学法学部の卒業生であり、中学当時の諸資料を懐かしそうに見学されていたことも印象的でした。


白川静文庫開設記念展(ホームカミングデー) 白川静文庫