文部科学省グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)
「デジタル・イコノグラフィー イメージデータベースと江戸出版文化研究」 シンポジウムを実施
2011-01-12 17:11:35 更新 | 教職員公募企画
立命館大学グローバルCOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」日本文化研究班ジョン・カーペンター研究室では、2008年12月よりカナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)、イギリス・ロンドン大学SOAS、立命館大学アートリサーチセンターを拠点として、「近世視覚文化を読み解く」研究会を行ってきました。
本シンポジウムは、過去2年間にわたる研究会の成果を踏まえ、新たな学問領域としてDigital Iconographyを提唱し、図像研究における海外研究者の視点、国内の研究者の視点の特色を明らかにすること、さらに、それぞれの研究領域に資料のデジタルアーカイブがどのような役割を果たしてきたか、また、今後どのように関わっていくのかについて議論することを目的として企画、実施されました。
参加者は教員、大学院生など大学関係者も含めて日本、イギリス、ハワイ、カナダから多彩な顔ぶれとなり、シンポジウムとあわせて大学院生のワークショップを実施したことで、特に本学の大学院生と海外、外部の若手研究者同士が、自身の研究成果、進行状況等を交換できる良い機会となり、国内外においての将来的な学術ネットワークの広がりが大いに期待される成果となりました。
なお、本シンポジウムはユーストリームを使って発信されましたが、国内外からアクセスがあり、一部の聴講者からは発表者に直接フィードバックもいただきました。さらに、発表の成果は、立命館大学GCOEプログラム・デジタル・ヒューマニティーズ拠点のブログサイト
(http://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/GCOE/JCSG/john_carpenter/)
で公開される予定となっており、終了後の成果発信についても順次追加、検討していくことを目指しています。