トップへ

BLOG

こんにちは、立命館大学職員の冨田と申します。
立命館大学では、復興+R基金を活用して今夏に4回の震災ボランティアプログラムを実施しています。
今回はそのうち2番目に当たる、「スマイルエンジン山形」との連携プログラムについてご報告します。

本プログラムは、山形大学、東北芸術工科大学が運営している日帰りボランティアバス「スマイルエンジン山形」と連携し、8月20日、21日と2日間のボランティア、8月22日にディスカッション+公開シンポジウムという形で行いました。

立命館大学から19名、立命館アジア太平洋大学から6名の学生が参加。
4大学の学生・教職員がともに作業をし、議論を行いました。

2日間のボランティア活動では、宮城県石巻市にて、アパートや工場の清掃、仮設住宅でのコミュニティ作り支援のお手伝い等を行いました。1階が全て津波によって抜けている建物、避難直後のまま残った2階部分、置かれている花束、じかに伺う被災時のお話、ボランティアによる支援のあり方。発災後5ヶ月が経過したとはいえ、五感で感じる現地の様子は、メディアを通して震災を見ていた私たちに様々な衝撃や気づきを与えました。



「これから、地震に関するニュースの見方が変わると思う」
「自分の手で瓦礫を取り除いたときに、あの集積所にある瓦礫を現場から撤去するのにいかに労力を費やしたのかを実感した。」などなど。

感じたショックの大きさに比例して、ディスカッションも白熱しました。それぞれの考え方や震災に対する思いの違いがありながら、それを受け止め建設的に発展させることを学んだのではないでしょうか。



これからの復興について、自分は何ができるのか、どう考えればいいのか。社会にどう関わっていくのか。ボランティア活動中に受け取った様々なこと、議論する中で感じたこと。それらを整理し、考え続けること。
学生のみなさんがそれぞれ宿題として受け取り、考え、顔つきが変わっていく様を見ることができました。そして現地の方々への力にほんの少しでもなることができたなら、こんなに嬉しいことはありません。

最終日には4大学の学生の親睦も深まり、別れを惜しんでいましたね。
山形のみなさま、本当にありがとうございました!


スマイルエンジン山形運営に頑張っている、山形の学生さんたちの報告もご覧ください。

福興会議 スマイルエンジン山形ブログ(8/20、8/21)
http://gs.tuad.ac.jp/fukukoustudytour/index.php?ID=22


スマイルエンジン山形
http://www.smiletrade10.com/engine/